山岳遭難の話
読んだ感想 20年以上前から、趣味で山登りをしています。北アルプスの不帰嶮(かえらずのけん)という岩場で2メートルほど転落したり、南アルプス北岳でつまずいて岩で顔面を強打しそうになるなど「ヒヤリ」としたことは何度かあります。 幸い、救助隊の…
この本は、30年以上も前に長野県で起きた雪崩による高校教諭の遭難死亡事故を扱ったノンフィクション作品です。登場人物はすべて実名。 事故が起きた時やその後の裁判も全国ニュースでは取り上げられず、ローカルニュース扱いで終わったために、話を知る人…
お題「思い切ってやめてみた事」 マイナーな世界での話ですが、書いておきます。 アマチュア無線の免許を取って無線機も買いましたが、ほとんど使うことなく、15年後にやめました。 通話を楽しもうと「趣味」で始めたわけではなく、登山で遭難した時に救助…
「jRO:ジロー」の会員証 日本山岳救助機構(jRO:ジロー、会員10万1000人)から、会計報告書が届きました。 2021年(1月から12月)に、山登りで遭難した会員41人について、どんなふうにして遭難し、助けてもらうのにいくらお金を支払…
新型コロナウイルスの感染拡大が世界で止まりません。日本でも重症患者が増えています。こんな時に冬山に出かけて遭難でもしたら、「医療従事者に迷惑をかけるな」と、ば声を浴びるでしょうね。 その“遭難”ですが、 遭難して、警察などに捜索・救助してもら…
素晴らしい紅葉・・・涸沢 (2018年9月28日撮影) 携帯電話利用増で遭難件数が増えた? 梅雨があけると、夏山シーズンですね。2018年に全国で起きた山の遭難事故の統計を先日、警察庁が公表しました。 新聞や通信社の配信記事の見出しを見ますと…
涸沢ヒュッテの横のヘリポートから飛び立つ長野県警ヘリ「やまびこ1号」 (2008年5月4日撮影) 山のガイドブックには、装備リストの中に「医薬品」があって、持って行くべき医薬品の名前がズラズラ書かれたものもあります。 実際にけがをした場合、か…
変わり果てた姿・・・岳友の手で山を降りる (愛知大学山岳部遭難誌「薬師」の口絵を接写) 目次 愛大生、冬の薬師で13人遭難! 遭難までの経緯 13人のうち4年生は2人だけで3年生ゼロ! 遭難した時のようす 愛知大学パーティーの行動 (メモを引用) …
奥秩父・笛吹川東沢・釜ノ沢東俣 目次 携帯電話 救助要請に欠かせない装備 携帯電話の仕組み 課題は電池 行動食 シャリバテを防ぐ食品 水筒(水) 救急医薬品 自力で応急処置を その他(無雪期の場合) ヘッドランプ レスキューシート ツエルト 笛 ナイフ・…
八ヶ岳連峰・硫黄岳山頂 (2003年3月2日撮影) 遭難時のリスク 「あしたからヤマにいってくるからね」 「何人でいくの?」 「1人だよ」 「エッ、ひとり……?一緒に行く人、いないの?」 こんなやりとりが、日本のあちこちで交わされています。 でも、…
靴・ザック・雨具 もし、山道具に「三種の神器」があるとすれば、登山靴とザックと雨具が挙げられるでしょう。中でも非常に大切なのは、「靴」だと思います。 大事なのは靴 自分の足に合わない登山靴をはいて山に入り、かかとの上の足首あたりのマメがつぶれ…
上高地バスターミナル。「登山計画書」を入れる箱があります。 目次 登山計画書って何? 書く内容や形式は? 書いて出す2つの理由 提出の仕方は? インターネットで提出する「コンパス」という方法 提出しなかった場合はどうなるの? 登山計画書って何? 登…