北穂高岳で味わう至福のひと時

穂高連峰や丹沢を歩いて20年余り。見たこと学んだことを備忘録として書いています。

疲れにくい歩き方~③フラットフッティング~

 

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雨や雪の日は、木や岩の上が滑りやすい

 登りの歩き方

  山に登る時は、道がでこぼこしていて靴が滑りやすいため、足裏全体で地面に平らに当たるように靴を置きます。「フラットフッティング」という歩き方で、基本技術の1つです。これをクセにするためには、意識して膝を高く上げると早く身につきます。目線はちょっと複雑で、足元と数㍍先をチラチラ見ながら歩きます。歩きやすい方向を探しながら靴を置く位置を探すというわけです。歩幅は小さく、足裏全体で着地します。

 

下りの歩き方

  登山中のケガはほとんどが下りで転ぶことによって発生しています。原因は太ももの筋肉の疲れです。

 この筋肉は大腿四頭筋(だいたいしとうきん)といいます。登りでは前脚の膝を持ち上げるのに使い、下りでは転ばないように踏ん張るのに使われ、酷使されるわけです。

 上手な下り方はこうです。例えば右足から着地させる場合は、まず軸になる左脚をゆっくり折り曲げていき、そして右足を足裏全体で地面にフラットに置く。頭の中で描くイメージとしては、右足の指の付け根を着地させてから、かかとを下ろすという感覚。そうすると右脚は足首と膝の2ヵ所がクッションになって、着地の時のショックを分散できる、というわけです。

 雨の日や粉雪が舞う日は木道や岩の上が特に滑りやすいです。できるだ真上から足を置き、抜く時も真上に引き上げるような歩き方をすれば大丈夫です。傾いた岩の上には絶対靴を置いてはいけません。必ずといってよいほど滑ります。私は何度も失敗しています。歩幅も小さく、です。

 

ガレ場・ザレ場

  人の手で動かせるくらいの大きさの岩石がゴロゴロ積み重なっている場所を「ガレ場」、もうひと回り小さな石や砂が広がっているところを「ザレ場」、とそれぞれいいます。いずれもフラットフッティングが基本です。