紅葉のたよりが各地から届いています。私も自分の目で楽しんでこようと2019年11月4日、出かけました。
行き先は、いつも体力チェックをしている神奈川県の丹沢山塊・塔ノ岳(標高1491㍍)に至る「大倉尾根」です。
山は荒れていました。甚大な被害を全国にもたらした台風19号の影響で、傾いた木が登山道に覆いかぶさったり、強風で折れた枝が地面に飛び散っていました。登山道わきの土の斜面が雨水をたっぷり含んだため、草や背丈の低い木を乗せたまま、道に滑り落ちている場所が何か所かありました。
肝心の「紅葉」ですが、
上の写真(標高1400㍍:花立~塔ノ岳山頂間)のように、真っ赤に色づいている木もわずかにありました。
しかし、「モミジ」の木の葉が、先の部分が黒くなってちぢれていたり、真ん中に黒い点があったりします。
「塩害」か?
これは「塩害」ではないのか? 尋ねる相手がいないので疑問符付きですが。
台風で、相模湾からの潮風が、迷惑なことに丹沢まで飛んできて、木々の葉っぱに塩分を付けてしまう。塩がいつまでも葉っぱにくっついていると、葉の水分が塩にすいとられ、葉が枯れてしまいます。これが「塩害」です。
塔ノ岳への登山ルートの大倉尾根には、目の覚めるような紅葉を楽しめる場所があります。山小屋「見晴茶屋」を少し登った、標高650㍍付近です。(上の写真)
ところが、まだまだ下の写真の状態です。
紅葉はまだまだです。見ごろは11月下旬でしょうか、12月のアタマでしょうか。
ふと足元に目をやると、きれいな花・・・・。リンドウです。
標高1200㍍地点で撮影しました。
こちらは標高900㍍でみかけたフジアザミ。
「備忘録」としての記録ですが・・・・
登山口の大倉バス停の標高は291㍍、塔ノ岳山頂は標高1491㍍で、
標高差は1200㍍。
ザックの重さは10㌔。天候は曇り。無風。休憩時間を入れて
所要時間2時間46分。山頂の気温10度。決して速くはないけれど、昨年のこの時期も3時間を切っており、そんなに体力は落ちていないことを確認、ホッとしました。