富士山山頂の噴火口。お鉢めぐりのルート図。
富士山の山頂には、大きな穴が開いています。噴火口です。
この噴火口の縁を一周する「お鉢めぐり」を、2009年9月13日にしました。
富士山の最高峰、剣ヶ峰
夏山シーズンが終わり、山小屋も営業を終えて閉店していたため、登山者は少なめでした。
「お鉢めぐり」の由来は、2つの説があるようです。
1つは、山頂にある8つのピーク(峰)をめぐるからだという説。
もう1つは、山頂の噴火口の形を「鉢」に見立ててそういうことになった、という説です。
まあ、深刻に考えるほどのことではないですね。
午前7時、富士宮ルートの登山口を出発しました。
午前7時12分撮影
6合目へ(午前7時19分撮影)
6合目の山小屋(午前7時25分撮影)
午前8時4分撮影
午前8時37分撮影
午前8時37分撮影
午前9時7分撮影
午前9時12分撮影
午前9時12分撮影
午前9時14分撮影
午前9時17分撮影
午前9時20分撮影
午前9時34分撮影
午前9時40分撮影
午前9時41分撮影
午前9時53分撮影
午前10時2分撮影
午前10時2分撮影
午前10時24分撮影
午前10時30分撮影
午前10時30分撮影
午前11時11分撮影
午前11時14分撮影
午前11時15分撮影
午前11時18分、「富士山頂上浅間大社奥宮」に着きました。
富士宮ルートを登りきったところが、ここ。山頂の一部です。みなさん、休んでいます。
午前11時25分撮影。ここから「お鉢めぐり」のスタート。
上の写真の「右奥」が、日本で一番高い「剣ヶ峰」です。3776㍍地点です。あそこまで行きます。
写真左側の「馬の背」のような形をした急坂を登ります。
右側は噴火口の底につながる斜面です。
急坂を上り詰めた地点の「剣ヶ峰」まで、「富士山頂上浅間大社奥宮」から20分ほどでしょうか。
午前11時47分撮影。富士山測候所の跡です。
剣ヶ峰にはかつて富士山測候所があって、1932年(昭和7年)から職員が詰めて気象観測をしていました。2004年に廃止になり、測候所のドームは撤去されました。
午前11時48分撮影。最高地点の「剣ヶ峰」です。
「日本最高峰富士山剣ヶ峰3776㍍」と刻まれた石碑と、国土地理院の「二等三角点」があります。
午後0時4分撮影。
剣ヶ峰からは、時計回り(右回り)に歩きます。
迫力のある火口と、頂上からの眺望を楽しめます。天気が良ければ、ですが。
富士山に詳しい静岡大学の小山眞人教授の説明によりますと、
富士山は過去数百回も噴火を繰り返してきましたが、山頂では約2200年前に起きた大噴火を最後に、目立った噴火はしていないそうです。
(山頂以外では、江戸時代の1707年【宝永4年】に
南東山腹で噴火が起き、その時にできた【宝永火口】は
東海道新幹線の車窓から見えます)
午後0時9分撮影
山頂の噴火口の大きさは、直径約700㍍、深さは240㍍ぐらい。その周りを、最高峰の剣ヶ峰をはじめ、8つのピークが取り巻いています。
一周すると、2.6キロほど歩くことになります。景色を楽しみながら休んだりゆっくり歩くと、1時間30分から2時間かかりますね。
午後0時15分撮影
稜線から少し噴火口側に降りてみると、日陰のくぼ地には雪が残っていました。
午後0時33分撮影
眼下に見えるブルーの湖は、山中湖。東北東方向に見えます。富士五湖の1つ。
午後1時40分撮影
お鉢巡りの出発点の、富士山頂上浅間大社奥宮」に戻りました。
午後1時35分撮影
さて、下山へ。
富士宮口5合目の登山口には午後4時に着きました。