スタルハイム渓谷の崖の上に建つホテルの庭先 (ノルウェー)
“ノルウェー”と聞くと、「フィヨルド」を連想します。昔、学校で習ったような気がします。海岸線がノコギリの歯のようにギコギコしているイメージ。
そのノルウェーに初めて行ったのは、1997年6月でした。
ノルウェーで2番目に人口が多い都市がベルゲン。そこで日本と北欧5ヵ国の首脳会議というものが初めてセットされ、当時の橋本龍太郎首相が出席することになりました。
日本の首相のノルウェー訪問はこれが初めてで、同行取材しました。
ノルウェーのベルゲン空港に着きました。6月25日夕刻(現地時間)撮影。
政府専用機です。
翌6月26日午前(現地時間)のベルゲンの街のようすです。お年寄りが広場のベンチでくつろいでいました。社会福祉制度が充実している国なんだなあ、とこの時、直感的に思いました。
こちらには観光客もいます。
楽団と、それをながめる子ども・・・
魚市場・・・
6月26日午後のベルゲン港。北欧の5ヵ国(ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アイスランド)と日本との首脳会談や記者会見の取材も終わって、夕刻に船に乗りました。
船の目的地は、宿泊地のバーレストランドという街。
バーレストランドはベルゲンから北東方向に200㌔近く行ったところ。
ソグネフィヨルド沿いの街で、クルーズの拠点にもなっています。
橋本首相が泊まったバーレストランドの街のホテルは、クヴィクネスホテル。上の写真はその一角。
建物からは国旗が何本か・・・。フランス、イギリス、アメリカ、日本、ノルウェー。宿泊している要人とその国への敬意を表しているようです。
静かで牧歌的な街でした。
山は雪を頂いています。6月でしたが・・・。
6月27日朝、船でバーレストランドを出発、グドヴァンゲン港に向かいます。
ソグネフィヨルドです。数多くあるフィヨルドの中でも、最も長く、水深も深いそうです。
グドヴァンゲンの港に到着。クルーズを終えて船を降りました。
この後、バスで移動しました。
写真は、「スタルハイムホテル」の前庭です。
グドヴァンゲンから車で15分奥に入ったスタルハイム渓谷の崖の上に建っています。創業100年を超える老舗で、前庭が渓谷の展望台になっています。
ホテルの前庭からのながめです。宿泊しない観光客も、このスポットに立ち寄るようです。
スタルハイム渓谷は、その昔、積もった雪が固まった氷河に覆われており、その氷河が底や斜面を削りながら海側に移動しながら融けたためにできたそうです。
ホテルの庭からのながめは壮観でした。ノルウェー観光では外せない場所です。
ベルゲン空港。ここを6月27日午後に出て、翌28日午前、羽田に着きました。