北穂高岳山頂から見た大キレット。写真中央の上部のとがった山は、槍ヶ岳。
目次
(日程)
【5月1日】 上高地~涸沢(テント泊)
【5月2日】 涸沢~北穂高岳~涸沢(テント泊)
【5月3日】 涸沢~上高地~下山
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【4月30日】
▼夜、新宿から夜行バス「さわやか信州号」に乗るため、そのころ住んでいた横浜市の自宅を出る。
背中の荷物の重さは、21キロ。
「軽量化」をいつも考え、持ち物で何を減らせるか考えるが、モノを入れるザック自体がそもそも重いため、いかんともしがたい。
このザックは、カナダのアークテリクス製の60リットルの大型。腰ベルトが厚く、腰に密着できるのが魅力で選んだシロモノですが・・・重い。
【5月1日】
▼午前5時30分ごろ、上高地バスターミナルに到着。ここで水2リットルを無料で調達したため、ザックの重さは23キロに。
愛用の登山靴は、皮の重登山靴。昨今は穂高でも履いている人は少ない。履いている人物は総じて、妥協ということをしない頑固な古代人!?
JR巣鴨駅近くの登山靴専門店「ゴロー」で、2004年春に職人さんにつくってもらいました。手作りで5万円ぐらい。
足首が深くて捻挫する危険性も低く、皮に雪がしみこむこともまずなく、厳冬期でも縦走に使えます。
靴底(ソール)の張替えもこれまでに3回。1回約1万円。でも、これ以上は張替えは難しいため、雪山で12本爪アイゼンを付ける登山の時にだけ、この靴を履きます。(ふだんは「S-8」という厳冬期以外に使える皮の靴を履きます。)
長所は、皮でできているため靴が自分の足になじんでくれること。
難点は重さ。片足1.4㌔。両足で2.8㌔。履いて歩いている時は何とも思いませんが、片手で持ち上げると重い。こんなものをよく履いているなあ、とあきれます。
軽い装備に買い替えたいのですが、奥様から「おたく、トシはいくつ? あと何回、ホタカに行けると思ってるの? 却下」とピシャリ。
ホタカまで、毎回、歩荷トレーニングをしている感じ???
さて、
▼午前6時、上高地から歩き始める。
本谷橋。ちょっと休憩。正面は北穂高岳。
▼正午過ぎ、やっと涸沢に到着。
涸沢ヒュッテの経営者山口孝さんが除雪中でした。
設営が終わった山小屋「涸沢ヒュッテ」。
山の向こうに月が出た。幻想的・・・ (1日午後6時40分撮影)
【5月2日】
▼午前6時過ぎ もう北穂に向かう人がいます。
北穂への途中、振り向けば、眼下にテント場。
北穂高岳に向けて北穂沢を詰めている時、右手に見えるのが「北穂東稜」
(写真真ん中のゴジラの背のような岩山)。その向こうの大きな山が常念岳。
すぐそこが北穂高岳の山頂。
北穂高小屋で、お茶。
眼下には、テント場。正面の山は前穂高岳。
「涸沢ヒュッテ」の裏側では、常駐する長野県警救助隊の方が訓練中。
【5月3日】
好天に恵まれたゴールデンウィークでした。満足。
▼下山します。
奥穂高岳へのルート。
北穂高高へのルート。
▼正午、上高地に着きました。
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