北穂高岳山頂から見た大キレット。写真中央のとがった山は槍ヶ岳。
2015年のゴールデンウィークの登山記録――
目次
(日程)
【5月1日】 上高地~涸沢(テント泊)
【5月2日】 涸沢~北穂高岳~涸沢(テント泊)
【5月3日】 涸沢~上高地~下山
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【2015年4月30日】
▼夜、新宿から夜行バス「さわやか信州号」に乗るため、そのころ住んでいた横浜市の自宅を出る。
背中の荷物の重さは、21キロ。
「軽量化」をいつも考え、持ち物で何を減らせるか考えるが、モノを入れるザック自体が重いため、いかんともしがたい。買い替えるカネはない。
ザックは、カナダのアークテリクス製の60リットルの大型。腰ベルトが厚く、腰に密着できるのが魅力で選んだシロモノですが・・・重い。
【5月1日】
▼午前5時30分ごろ、上高地バスターミナルに到着。ここで水2リットルを無料で調達したため、ザックの重さは23キロに。
愛用の登山靴は、皮の重登山靴。昨今は穂高でも履いている人は少ない。履いている人物は総じて、妥協ということをしない頑固な古代人!?
JR巣鴨駅近くの登山靴専門店「ゴロー」で、2004年春に職人さんにつくってもらいました。手作りで5万円ぐらい。
足首が深くて捻挫する危険性も低く、皮に雪がしみこむこともまずなく、厳冬期でも縦走に使えます。
靴底(ソール)の張替えもこれまでに3回。1回約1万円。でも、これ以上は張替えは難しいため、雪山で12本爪アイゼンを付ける登山の時にだけ、この靴を履きます。(ふだんは「S-8」という厳冬期以外に使える皮の靴を履きます。)
長所は、皮でできているため靴が自分の足になじんでくれること。
難点は重さ。片足1.4㌔。両足で2.8㌔。履いて歩いている時は何とも思いませんが、片手で持ち上げると重い。
さて、
▼午前6時、上高地から登山開始
河童橋から見た奥穂高岳。朝日が当たっている。(午前6時撮影)
横尾を通過。(午前8時40分撮影)
本谷橋。ちょっと休憩。正面は北穂高岳。ここまで横尾から1時間ちょっと。(午前10時撮影)
午前11時10分撮影
正午撮影
▼午後0時25分、やっと涸沢テント場に到着。重装備ながら、上高地から6時間25分で満足
山小屋「涸沢ヒュッテ」の経営者山口孝さんが除雪中
設営が終わった山小屋「涸沢ヒュッテ」
写真の左下のブルーテントが、わが家
山の向こうに月が出た。幻想的・・・ (1日午後6時40分撮影)
【5月2日】
快晴ですな
テントを出て、北穂に向かいます。前に見える赤いヤッケの3人は救助隊の方。「気を付けて」と声かけをしていました。(2日午前6時15分撮影)
北穂への途中、振り向けば、眼下にテント場。(午前7時撮影)
続々と登ってきます。(午前8時25分撮影)
北穂高岳に向けて北穂沢を詰めている時、右手に見えたのが「北穂東稜」。(写真真ん中のゴジラの背のような岩山)。その向こうの大きな山が常念岳。(午前8時50分撮影)
すぐそこが北穂高岳の山頂。(午前9時29分撮影)
北穂高岳の山頂に到着。テント場から3時間15分かかりましたわ。(午前9時30分撮影)
証拠写真・・・
こういう方も山頂にいました・・・
北穂高小屋のテラスで、お茶。これが最高のひと時なんです。(午前9時50分撮影)
眼下には、テント場。正面の山は前穂高岳
十二分に景色を楽しんで、テント場まで降りてきました。(午後2時撮影)
「涸沢ヒュッテ」の裏側では、常駐する長野県警救助隊の方が訓練中
山小屋「涸沢小屋」のテラスからみたテント場。ちょっと増えてきましたね。(午後4時撮影)
【5月3日】
好天に恵まれたゴールデンウィークでした。満足。
▼下山します。
朝のテント場の様子。(午前5時30分撮影)
奥穂高岳へのルートを目に焼き付けます
北穂高岳へのルートを確認して、満足感に浸る・・・
午前6時20分、テント場を後にしました
春先からの雪崩で樹木がなぎ倒されるんですね。(午前7時30分撮影)
「横尾」に着きましたね。ここまでくれば、緊張が解けてホッとします。テント場から2時間余り。(午前8時45分撮影)
▼午前11時50分、上高地・河童橋に到着。あとは上高地アルペンホテルの外来入浴で臭い汗を流し、バスに乗りました。
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