梅の花・・・・(2022年3月3日、東京都大田区立池上梅園で撮影)
東京の池上本門寺(日蓮宗総本山)の隣に、大田区が管理する池上梅園(いけがみばいえん)があります。
「梅はいま、どんな感じですかねえ」と案内所に電話したら、「見ごろですよ~。お待ちしてま~す」という高齢の女性の返事。
さはさりながら、ウクライナ情勢が気になります。ベトナム戦争や沖縄返還問題で忙しかった若かりし頃のように血が騒いでいます。
ロシア大統領プーチンの号令でウクライナを侵略したロシア軍は、ウクライナで、病院や幼稚園をも破壊して3月3日までに2000人以上の民間の人を殺した、とウクライナ非常事態庁が発表しました。
ロシア国民がいまこそ総決起して、プーチン政権を打倒することを祈念しつつ、安全地帯に身を置く若くない自分は3日午後、自転車で花見に向かったのです・・・。
池上梅園の入り口です。
大田区立池上梅園には、梅の木が、白梅150本、紅梅220本の計370本あるそうです。
早咲きの梅と遅咲きの梅があって、早咲きのほうは満開で見ごろですよ、という話でした。
この梅園は、「65歳以上」は無料、ということもあるのでしょうか、8割は高齢の女性でした。案内所のスタッフも警備員さんも、みんな高齢者でした。
「月の桂」という名前が付いている梅の花です。緑色の額に白い花が開いて、たいへんきれいです。なんとも魅惑的で、ひき付けられる花でした。
「玉垣枝垂れ(たまがきしだれ)」という名前の梅の木です。スマホで撮影する人が多いですねえ。
これは梅ではなく、「福寿草」です。
梅は、1本1本をじっくりみることも、香りを楽しむことも、斜面全体を眺めることもできます。
さて、妙な梅の木です。上の写真。
「思いのまま」という名前が付いています。
1本の木に、赤と白の花が咲く梅の木です。それも翌年に同じ場所に同じ色の花が咲くとは限らないんです。だから「思いのまま」。
分かりますかね、これ。同じ枝に、赤と白の花が付いているんです。
何でこんな木ができるんでしょう。
一説によると、もともと赤い花が咲いていたのに、赤い色素がなぜかできなくなって白い花になる、というんですが、どうなんでしょう?
これは「鴛鴦(えんおう)」という名前が付いている梅です。
きれいですね。いいなあ。
「座論梅」という梅です。
これは「故郷の錦(こきょうのにしき)」。
「黒雲(くろくも)」という名前です。
こちらは「満月枝垂れ」。
最後は「八重揚羽(やえあげは)」。
美しい梅の花をみている間、プーチンの暴挙を忘れ、気持ちが安らぎました。