北穂高岳で味わう至福のひと時

北アルプスの登山、散歩、旅行、反戦・平和への思いなどをデジカメでパシャッと撮った写真中心に記録しています。

首都直下地震の時に自力で3日間生き抜く知恵を勉強してきたよ

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 首都直下地震を想定して作られたジオラマ

 

目次

 

 

 

自分の力で生き抜くぞ!

 大きな地震が来ましたね。「3.11東日本大震災」から11年が過ぎた3月16日、宮城県福島県震度6強でした。走っていた東北新幹線が脱線したというんだから、驚きです。

 

 そのうち首都直下地震かな、というわけで、「そなエリア東京」という施設に行ってきました。3月19日(土)のことです。

 

 大地震が起きても自衛隊の助けはすぐには期待できないから、「3日間を自力で生き抜く知恵を学ぶ場」なんですね。

 そこに行ってあらためて、家具や家電が吹っ飛ぶと凶器になる!と、怖さを感じた次第です。

 

 

 

本番では政府の現地対策本部ができる場所

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 入り口です。

 

 

 「そなエリア」は「そなえる+エリア」の造語です。

 「そなエリア東京」は、江東区有明国営東京臨海広域防災公園の一角にある施設です。2010年に開館。入場無料です。

 

 免震構造2階建てのこの施設は、首都直下地震が実際に発生した場合に、政府の緊急災害現地対策本部が置かれる予定です。公園にはヘリポートもあります。

 

 

 

1階の「防災体験ゾーン」

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 貸与されるタブレット端末。

 

 

 2階建ての建物の1階の一部では、「東京直下72時間ツアー」というイベントが、毎週月曜日の休館日を除いて毎日行われているようです。

 

 

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 このイベントは、事前に渡されるタブレット端末を使って、次々と出題されるクイズに答えながら、震災発生から安全な避難場所まで移動するツアーでした。

 

 

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 防災体験ゾーンは、大地震発生後の街の様子が実物大で再現されています。

 

 

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 倒れた電柱や、ボヤが起きているラーメン屋。それに、傾いたビルや落ちかけたエアコンの室外機、放置された車などありました。

 

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 薄暗い中を移動中も、緊急地震速報のキュンキュンという神経を逆なでする音が鳴り響いて、臨場感があります。乳幼児は泣き出すかもしれませんが。

 

 

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 災害に備えていなかった部屋の様子。家具が倒れています。

 

 

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 こちらは災害に備えて、家具を金具や棒で固定していた部屋の様子。

 

 

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 会場一角のモニターに映し出されたCG(コンピュータ・グラフィクス)映像です。ここでは、壁に固定していなかった家具やロッカーが大きな揺れで凶器となって人に襲いかかるシーンもあって、家具類の固定がいかに大事か再認識させられました。

 

 

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 こちらは避難所の光景です。

 

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 避難所での実際の様子が分かるように、ダンボーで隣のスペースを仕切ったり、ダンボールで作ったベッドが展示されていました。

 

 

 

2階の「防災学習ゾーン」

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 2階には防災グッズが展示されていましたが、たいへん参考になるなあと思ったのは、阪神・淡路大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)の被災者の方から寄せられた防災の知恵のかずかずです。

 1つひとつ、ピックアップします。

 

 

 

ふだんから心がけること

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 外出先で暗い時間帯に地震が発生した場合、足元を照らす明かりが欲しいですよね。

 

 

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 「お薬手帳」を持ち歩くのも方もいるでしょうが、手帳に書いておく方法もありますね。

 

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 山登りする人は、ふだん持っているガスカートリッジとストーブが役立ちます。

 

 

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非常時に役立つ知恵

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 新聞を読む人が減りましたが、「新聞紙」は風よけになります。昔、スタンドで野球観戦した時、上着とシャツの間に突っ込みましたが、あたたかかったですよ。

 

 

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 レジ袋は、腕を骨折した時につるのに役立つと思います。私も登山中にひっくり返って骨折した時に備えて、レジ袋の手で握る部分にハンカチを縛りつけ、そのハンカチを首にかけて腕を袋に突っ込めるようにして非常袋に入れてあります。単独で高い山に登っていますので、手当ては自分1人でします。

 

 

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 サランラップは傷口を覆うのに使えるようです。

 

 

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 手足をけがして出血した場合、とにかく傷口を「圧迫」して血を止めなければいけません。でないと、死にます。「圧迫止血」という方法です。動脈であろうと静脈であろうと、傷の上にできるだけ清潔なガーゼやタオルを置いて、できればビニルの手袋をした手で最低10分間「圧迫」します。すると血液中の「血小板」が血管の傷をふさぐため、たいてい止まると聞いています。

 

 

 

実際のオペレーションルームを見学できる

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 緊急災害現地対策本部のオペレーションルーム。

 

 

 首都直下地震が実際に起きると、首相官邸に首相を本部長とする緊急災害対策本部で設置されますが、緊急災害現地対策本部という現場の司令塔が、「そなエリア東京」のある施設内に立ち上げられます。

 被災情報の取りまとめや航空管制、現場での応急対策の調整などをする司令塔です。そのオペレーションルームを窓越しに見ることができるんですね。

 

 

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 「そなエリア東京」。この施設には高さ約74㍍の白い鉄塔があります。先端部分には、無線通信のための電波の送受信用アンテナが付けられています。

 

 

訪問するのはどんな人?

 私が行ったときは、客は子供連れの女性と若い人がほとんどでした。平日は社会科見学でくる小学生の団体が多いようです。

 ここはゲーム感覚で防災を勉強できそうですね。大人でも参考になる情報があります。滞在時間は1時間から1時間半ぐらいですかね。

 

 

 

アンケート;地震の後、どこに避難しますか?

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 ロビーの柱に、地震発生後の生活を問う板が掲げられていました。「自宅の一部が壊れた時は、どこで暮らすつもり?」という質問です。

 

 答えた人は「近所の避難所」が一番多くて34人。「親戚や友人の家」が14人。そして「自宅」が8人となっていました。「車中泊」も7人、「テント泊」も3人いました。

 

 マンションの3階に住んでいる私は、ガラスが割れた程度なら「自宅」と答えましたが、どうでしょうかねえ。