北穂高岳で味わう至福のひと時

標高3000㍍の北アルプスに登っていたころの写真記録、国内外の旅行、反戦平和への思いなどを備忘録として載せています。

コロナ禍~ワクチン三回目接種のあとの副反応と気がかりなこと

 

 「若い方も3回目の新型コロナワクチン接種を!」――。

 神奈川県が2022年4月、こんなタイトルの動画を作って公開しました。

 

 若い世代がmRNA(メッセンジャーアルエヌエー)ワクチンを接種しないので、お役所は大慌てのようです。

 

 若くはないですが、私は一身上の都合で3回目のワクチンを2022年4月21日に接種しました。今回も前と同じファイザー社の製品です。

 以下、私の備忘録です。

 

目次

 

 

 

 

なんで3回目があるの?

 

 そもそも半年前に、ウイルスの設計図という得体の知れないワクチンを、2回も自分の体に入れたのに、なんでまた入れなきゃならんの?と素朴に思いますね。

 

 

 私の場合、2021年7月7日1回目のmRNAワクチンを接種しました。

 左の上腕の筋肉にmRNAという物質を注射すると、筋肉細胞樹状細胞という免疫担当細胞に入って、新型コロナウイルスのタンパク質をいっぱい作ります。

 その時、樹状細胞はそのタンパク質をふだん見慣れない「異物」だとみて、別の免疫細胞の仲間が待機しているリンパ節まで移動して、「異物」が体内に侵入してきたことを仲間に知らせます。

 すると、B細胞という免疫担当細胞がウイルスに対抗する「抗体」というミサイルのような武器を次々と産み出すのです。

 ただ、この時に産み出される抗体は短期間で消えてしまうんですね。

 

 

 そこで、長時間持続する抗体を作るために、3週間後の7月28日2回目のワクチン接種を受けました。

 

 2回目の接種では、すでに1回目の接種で抗体ができて免疫があるので、免疫担当細胞が1回目より強い反応をします。だから発熱とか倦怠感といった、いろんな副反応が出やすくなるわけですね。

 

 

 で、なんで3回目の注射をするんですか、ということですが、ワクチンの効果は時間が経つにつれて低下していくからだそうです。

 

 厚生労働省の審議会(=厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会)で専門家と言われる人たちが議論した結果、「感染拡大防止」と「重症化防止」という観点から追加接種することにしたそうです。

厚労省ホームページ「新型コロナワクチンQ&A」の説明)

 

 

 

3回目接種の結果

 

 3回目のワクチン接種は、2回目から9ヵ月後の、2022年4月21日にしました。その結果は――。

 

接種当日(21日)

時刻14:45  体温36.5℃  都内の病院で接種。

18:00  36.0℃

20:00  注射した左腕が真横(水平)までしか上がらない。痛い。

 

2日目(22日)】

 4:00  36.6℃  左腕がイテテ・・・。上がらない。

11:30  36.8℃  全身がややだるい。

15:00  37.7℃  発熱だ!接種から丸一日経過。悪寒(さむけ)がして布団に。

19:00  37.2℃  腰の筋肉が少し痛い。発熱で脱水状態になるのを警戒して以後、ひんぱんに水を飲むようにした。

 

3日目(23日)

 6:00  36.9℃  

12:00  36.7℃

18:30  36.3℃  平熱に戻ったらしい。が、左腕は真横までしか上がらない。しつこい痛みだ。

 

4日目(24日)

 5:00  36.6℃  

15:00  36.5℃  左腕がなんとか頭上にまで上がった。注射してから3日後のこと。

 

 

過去2回よりきつかった副反応!

 

 3回目のワクチンの時の副反応は、それまでで一番きつかったです。

 

1回目のワクチン接種

 2021年7月7日14時51分

 接種した日の夜、注射部位にやや違和感あり。

 翌朝、注射した左腕が真横までしか上がらない。

 夕方、体温36.3℃。

 熱は出なかった。

 

2回目のワクチン接種

 2021年7月28日14時54分。 

 接種日は平熱で副反応症状なし。

 接種から丸一日経った29日午後、体温は最高の37.2℃に。腕は頭上にまで上がる。次の日、平熱に戻った。

 

 

 

4回目はどうしよう

 

 厚生労働省は既に地方自治体に、4回目のワクチン接種が行える準備をするように事務連絡したようです

 ワクチンは追加接種しても、時間が経つとともに「効果」が低下するようなんですね。

 数ヶ月おき、あるいは毎年接種、というふうになるんでしょうかね。新型コロナウイルスは「変異」を続けるわけだから、ワクチンも新しい品を開発しなければなりませんね。

 

 

ワクチン接種と死亡の因果関係

 

 mRNAワクチンを接種した後、死亡した人について、こんなデータがあります。

 ファイザーのワクチンの例ですが、2021年2月17日からことし2022年3月20日までに、ワクチン接種後死亡した事例は1514件(人)です。このうち3回目接種後の事例は86件。

 これは医療機関やワクチン製造販売業者から厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(4月13日開催)に、「ワクチン接種による副反応の疑い」として報告のあった数です。

 


 報告された1514件の事例を「専門家」が「評価」した結果、

ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの  0件

ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの  9件

情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの 1505件

 

 要するに、mRNAワクチン接種とその後の死亡との間に、因果関係があるのかないのか、データが足りないので判断できません、というのがほとんどなんですね。

 

 まあ、高齢者が死者に多いことから、死者がいろんな病気を併せ持っていたであろうことは想像できますが、もっと徹底的に調べろよ、と政府の対応に不信感が募るばかりですわ。

 

 

 

mRNAワクチンの「安全性」が心配

 

 mRNAワクチンは、従来のワクチンとは全く違った仕組みを利用したものです。重症化を防ぐうえで効果がありそうなことは私のような素人にも分かります。

 

 ただ、追加接種を何度も繰り返しているうちに、数年なり10年先にとんでもない事態に身体がなっていないだろうか、ということ。

このワクチン接種の中長期的な安全性が、今もって全く不明です。

 特に、子どもが接種した場合、身体の成長過程にある子どもが接種した場合ですが、成長につれてどうなるか、ならないのか。絶対安全だと言い切れないでしょう。これまで人体で使った経験がないわくちんですからねえ。

 

 

 

 写真は、すべて東京都大田区内で撮影しました。