北穂高岳で味わう至福のひと時

標高3000㍍の北アルプスに登っていたころの写真記録、国内外の旅行、反戦平和への思いなどを備忘録として載せています。

大型連休の羽田空港とその周辺

 羽田を飛び立った直後の飛行機。

 

目次

 

 

 

 

 

 ゴールデンウィークが始まった4月29日、羽田空港が大混雑したらしい。

 

 去年もおととしもGWは「コロナ」で緊急事態宣言が出ていて、空港はガランとしていました。

 ちょっと見てこようか、という気になって翌4月30日、ママチャリのペダルを30分ほど踏んで「人間」と「飛行機」を見に羽田空港に出掛けました。もの好きというか奇人というべきか・・・。

 

 

 第2ターミナルで撮影。

 

 

 確かに、にぎわいが戻っていましたね。国内線、それもANAの第2ターミナルは。

 

 国土交通省ホームページから引用した羽田空港の【滑走路】と【ターミナルビル】の配置図です。

 

 図の上が北です。

 滑走路は4本あってAからDまで名前が付いていて、「井」げたの形をしています。

 ターミナル第1から第3まで3つあって、4本の滑走路の中に第1ターミナル第2ターミナルが収まっています。第3ターミナルはA滑走路の南側の多摩川沿いにあります。

 

 

 

第1ターミナル

 羽田空港ターミナルビル配置図 (羽田空港公式WEBサイトから引用)

 

 

 第1ターミナルJALスターフライヤースカイマーク日本トランスオーシャン航空が使っています。

 

 「ウォーッ」。びっくりしました。「第1ターミナル」の展望デッキに出たら、こんな光景・・・正面に富士山です。

 A滑走路と第3ターミナルの向こうに、雪をいただいた富士山が青空にそびえていたんです。

 

 

 展望デッキ。

 

 A滑走路に着陸したのは、スターフライヤー北九州空港を拠点にしているとか。コロナ禍で客が少ないこともあって、3年連続で最終損益が赤字らしい。

 

 

 

 ここは第1ターミナルの出発ロビー。写真は「時計台2番」。待ち合わせ場所にもなるようですね。

 

 

 高級感がありますね。商店街。

 

 欠航はないみたい。

 

 

 4階に民間業者が設けているPCR検査スペースです。

 東京都はGW期間中に帰省して高齢者にあう都民に、無料で「陰性か陽性か」の検査を受けられるようにしたんですね。

 この民間業者のところでも検査を受けられるとあって、若い方が続々と立ち寄っていました。

 

 

 

 

空港の中に「神社」!?

 第1ターミナルビルの1階の奥まったところに、神社があるんです。「羽田空港神社」です。空の安全を祈る神社ですね。

 

 この神社の❝本家❞は、東京・新橋の航空会館というビルの屋上にあります。

 そこで売られている御守は、「落ちないお守り」ということで受験生に受けがいいらしい。

 

 

 

 「月の塔」なんてモニュメントが地下1階にあります。ツアーなんかの集合場所になるのかしらん。

 

 

 空港のイスも、ソーシャルディスタンス・・・。

 

 

 

第2ターミナル

 ここは地下の連絡通路です。

 

 羽田空港の各ターミナル間は無料の連絡バスが走っていて、空港内施設観光には好都合ですが、ほかにも「第1」と「第2」の間には地下通路があって歩いて行き来できます。

 

 

 

 第2ターミナルは、ANAエア・ドゥソラシドエアが国内線の離着陸に使っています。

 

 

 地下1階の京急線駅から出発ロビーに向かうお客さんたち。

 

 

 2階の出発ロビー。

 

 

 

 

 スカイツリーの横を飛んでいく全日空機。

 

 

 

 

 こんな機体がありました。

 「鬼滅の刃」というテレビアニメとANAがタイアップして、去年の暮れから国内線で飛ばしている特別機だとか。

 機体にアニメに出てくるキャラクターが描かれていましたよ。

 

 

 

 

第3ターミナル

 ちょっと前までは「国際線ターミナル」と呼んでおりました。

 

 出発便は「欠航」「欠航」で、スカスカ。

 

 

 3階の出発ロビー。JALのチェックインカウンターでは、米国ダラス・フォートワース国際空港行きの便の搭乗手続きをしていました。

 

 

 こちらは「到着」便。

 

 2階の到着ロビーは、大勢の外国の方が待機していました。迎えの車でも待っているんでしょうか。

 

 さて、こちらは第3ターミナルの展望デッキ

 

 

 遠くに見える白い塔は管制塔です。2010年1月から使っているとか。

 その右側に連なる建物は第1ターミナル。反対の左手に建つ黒っぽいやや低い塔は、昔の管制塔です。

 

 羽田空港ではD滑走路をつくる時に、昔からの管制塔からでは目視管制できないことがわかり、新しく管制塔を建てたそうです。

 

 

 第1ターミナル手前のA滑走路に、次々と着陸した飛行機。

 

 

 こちらは第3ターミナルを出発したバンコク行きANA機と、大きく手を振って見送る整備担当者2人です。

(4月30日午前10時53分撮影)

 

 

 最近知ったことですが、飛行機の「出発時刻」というのは、滑走路から車輪が離れて空中に飛び出した時刻ではなくて、駐機場で「トーイングカー」と呼ばれる車両に押されて動き出した時刻なんですってね。

 

 同じように、「到着時刻」っていうのは、駐機場に飛行機が完全に停止して、飛行機の車輪に地上のスタッフが車輪止めを取り付けた時刻らしいです。「着陸」した時刻ではないんですね。

 

 

 

空港近くの「遊歩道」も散歩にお勧め

 「ソラムナード羽田緑地」(図の右下) (東京都大田区のホームページから引用)

 

 

 「ソラムナード羽田緑地」というのは、2年ほど前に大田区がつくった遊歩道です。

 

 羽田空港第3ターミナルのすぐ南側の、多摩川沿いにある約1.1㌔の散策路です。

 

 

 ここは飛行機好きの人間に人気があるんです。

 B滑走路から「出発」する国際線の飛行機の、お腹が見えるからなんです。(ただし、南風で、午後3時以降の3時間ほどですが・・・)

 ゴーッという音がして、たまらない。

 

 

 B滑走路から離陸した国際線の飛行機。

 

 

 

 

 上の写真は、B滑走路を横切って、A滑走路に着陸しようとしている飛行機です。

(上の図を参照)

 

 

 

 B滑走路から離陸する態勢に入った飛行機が、なかなか滑走路を走りださないことがしばしばあるんです。

 なんでかなあ、と注意して見ていたら分かったのですが、B滑走路を横切ってA滑走路に着陸する飛行機が多いんですね。

 

 ですからB滑走路を離陸する飛行機は、交差するA滑走路に着陸する飛行機がなくなるほんの一瞬に、管制官の指示で離陸するわけですね。

 空は過密ですわ。

 

 

 

 余談ですが、この「ソラムナード羽田緑地」のベンチの脇に、「日航機遭難者慰霊」があることに気付く人はそんなに多くないようです。

 

 これがその慰霊碑なんですが・・・。

 遊歩道からもチラリと見えるんですが、この崩した文字では読めませんよね。

 「日航機遭難者慰霊碑」だと思います。

 

 

 歩道脇の入り口も、閉めてあります。すき間はありますが。

 

 

 碑の裏面です。

 

 実は、この碑はよく知られた「御巣鷹山」ではなく、その少し前の「羽田沖」の事故です。

 1982年(昭和57年)2月9日、福岡発羽田行きのJAL機が午前8時44分、羽田空港C滑走路(当時)に東京湾から進入しようとした時、滑走路手前の海に墜落。この事故で乗客24人が死亡、乗員乗客149人が重軽傷を負いました。

 着陸直前に、機長がエンジンを逆噴射させるという異常な操縦をしたため機体が急降下して、機首から墜落したんですね。

 事故のあと、「逆噴射」とか心身症という言葉がはやりました。

 あれからもう40年なんですね。

 

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