北穂高岳で味わう至福のひと時

北アルプスの登山、散歩、旅行、反戦・平和への思いなどをデジカメでパシャッと撮った写真中心に記録しています。

蚊は9月でも「汗のにおい」に寄ってくるよ

 神奈川県丹沢・塔ノ岳(標高1491㍍)山頂からの富士山(2022年9月11日撮影)

 

 

 

 丹沢・塔ノ岳9月11日に登り、心地よい汗をたっぷりかいて帰宅したところ、なんと、がザック(=リュックサック)に乗っかっていて、わが家の玄関に一緒に入ってしまいました

 「蚊」といえば、「夏」というイメージがありますが、秋になっても活動してるんですね。

 

 の習性を調べてみました。

 

 

目次

 

 

 

 

エレベーターに乗って上がってくる

 わが家の玄関に置いたザック

 

 

 

 蚊はいつもブンブン飛び回っているわけではなくて、ふだんは雑草、植物の茂みや水のある側溝、物置といったところに身を潜めていますね。夕方、涼しくなるとモゾモゾし始めるようです。

 

 9月11日の夕方、蚊をわが家に連れ込んでしまいました。

 

 マンションの3階に住んでいるんですが、敷地内の木の茂みのわきを通った時にすり寄ってきたのかもしれない。

 部屋の鍵をザックの奥にしまい込んであったためにやむなくブザーを押して奥さんにドアを開けてもらったのですが、玄関でザックを背中から降ろしていると、白い壁紙を背景に黒い点が舞っている姿が視界に入りました。運悪く、虫嫌いの奥さんもそれを見てしまいました。

 「ちょっと!と一緒に帰ってこないでよ!」。奥さん、カリカリです。

 

 蚊は、地上から10㍍ぐらいまで飛ぶことができるそうですが、ふだんは地上付近にいます。汗のしみ込んだザックか、私の汗臭い衣類にくっついて、一緒にエレベーターで3階まで来たらしい。

 

 奥さんが虫よけスプレーを嫌うので、やむなく蚊を私の部屋に追い込んで手でピシャリ。両方の手のひらに、他人の血。本体は床の上にゴロリ。石けんでしっかり手を洗いました。

 

 

 

二酸化炭素」で蚊はモゾモゾし始めるらしい

 

 「蚊」を研究する学者さんが必ず目を通すという学術書があります。タイトルは文字通り「蚊」(東京大学出版会・1993年2月初版発行)。著者は、池庄司敏明・元東大農学部教授

 

 

最初の誘引物質は「二酸化炭素

 池庄司先生の研究の成果を、私なりに理解してまとめると、こうなります――。

 

 

 蚊には、二酸化炭素(CO₂)を感じ取るセンサー(=受容体)が口の近くの「小顎鬚(こあごひげ」にある。そして、二酸化炭素の濃度自体に反応するのではなく、二酸化炭素濃度の変化に対して反応する

 具体的に説明すると、人間の呼吸に含まれる二酸化炭素の量は、大気中に漂っている二酸化炭素の量よりも多い。このため人間が蚊の潜んでいるところに近づいてくると濃度が変わるので蚊は敏感に反応する。

 蚊は人間が10㍍から数㍍先まで近づいてきてガス濃度が上昇するにつれて、ゆっくりとジグザグに飛び、人間の周辺までくると、しばらく周りを飛行し続ける。

 

 

 

「汗」が蚊をひきつける

 池庄司先生の研究によると、湿度、とくにが蚊を誘いこんでいるといいます。

 

汗の中の「乳酸」のにおいに興奮するらしい

 外国の研究ということですが、蚊の触覚にあるセンサーに電極を挿入していろいろな「におい」をかがせたところ、蚊は乳酸に特に激しく反応することが分かりました。

 蚊は触覚で、汗に混じっている「乳酸」が発するにおいを感じとるようです。

 

 運動すると呼吸が荒くなって二酸化炭素を多めに出し、汗もたっぷりかくために蚊がヒタヒタと忍び寄ってくるというわけですね。

 

 

 

酒を飲んだ後は刺されやすい

 お酒(=エチルアルコールは体の中に入ると、肝臓で分解されて最終的に二酸化炭素と水になります。

 飲酒によって、ふだんの呼吸の時よりも多めに二酸化炭素が吐き出されるために蚊が寄ってきやすくなります。

 顔の周りを舞うのも、二酸化炭素のせいですね。

 

 

 

黒色の服がお好みらしい

 蚊を誘ってしまう「色」があるようです。実験例も多いそうです。

 池庄司先生によると、「黒」が最もよく蚊を誘引するようで、蚊にとって黒色に見える赤、紫、青がこれに続きます。反対に、「白」「黄色」「緑」の順に蚊が寄ってこないといいます。

 

 

 

 

吸血は「産卵のため」なんです

 もうひとり、蚊の権威がいました。

 白井良和さん。「害虫防除技術研究所」代表で、25年間も蚊について研究を続けているそうです

 「蚊の習性」について各種メディアで積極的に発言していますので、いくつか拾ってみました。

 

 

人間の血を吸うのはメスだけ

 蚊はどうしてヒトの血を吸うんでしょう? そう改まって聞かれると、ウーンとうなってしまいますが、血を吸うのは、交尾後のメスだ、つまり卵を産む前のメスだけだそうです。オスの蚊や、産卵期ではない普段のメスは吸血しない。

 

 ではなぜ、「交尾したメス」は血を吸うのか?

 それは、卵を産むためにはアミノ酸が数珠つなぎになったタンパク質など栄養素が必要で、人間の血には栄養素がたっぷり含まれているから。

 オスと産卵期ではないメスは、花の蜜や樹液、植物の葉に付いた水滴などを養分にしているそうです。

 

 

蚊に刺されやすい人はどんな人?

 白井さんによると、3つあります。二酸化炭素と温度と水分です。

 二酸化炭素をたくさん吐き出す人や、体温が高めの人、やや汗かきで肌がみずみずしい人。こうした人は蚊に刺されやすいらしい。

 

 

 

血液型による差はない

 血液型による違いがあるかどうかについては、だれもが関心を抱くところです、いろんな説があるとか。

 白井さん自身、研究していて書いた論文もありますが、いまはこう言います。「O型>B型>AB型>A型の順で刺されやすいというデータは出ましたが、刺されやすさには他の要因の影響が強いと考えられ、必ずしもO型が刺されやすいといは言い切れません」。

 

 

 

 

蚊をよけるにはどうする?

 丹沢・塔ノ岳(標高1491㍍)の山頂(2022年9月11日撮影)

 

 

 蚊をこの世から消すわけにはいきませんね。思いつく自己防衛策は――。

 

【1】虫よけスプレーを皮膚に噴きつける

 私は使わないので、列挙するだけです。

「ディート(DEET)」という有効成分を含むものが一般的。このディートという成分をが取り込むと、蚊は感覚がマヒしてしまい、二酸化炭素やにおい、人の体温を感知できなくなるようです。蚊が死ぬことはありませんが刺されるのは防げるようです。

イカリジン」という虫よけに有効な成分を含んだ商品も数年前から販売されています。

ほかに、虫が嫌がる植物のハーブを使ったスプレーも出ています。

 

 

【2】蚊取り線香をたく

 昔ながらの渦巻型の線香。燃やした時に出る煙には「ピレスロイド」という殺虫成分が含まれています。

 空間を煙が漂っている時に浮遊してきたは、神経がマヒしてノックダウンされます。煙は蚊を殺すだけでなく、蚊が寄ってこないという効果がありますね。

 

【3】長そでシャツ・ズボンを着て、皮膚の露出を避ける

 

【4】汗をかいた時やたっぷり酒を飲んだあと、それに黒っぽい服を着ている時は要注意!

 

【5】「汗をこまめにふく」ということも対策の1つです。が、汗はシャツその他にしみ込んでしまいますから、効果はいかばかりか・・・。

 

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