北穂高岳で味わう至福のひと時

標高3000㍍の北アルプスに登っていたころの写真記録、国内外の旅行、反戦平和への思いなどを備忘録として載せています。

からだの豆知識⑥記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどりつけるのかしら??

 トリカブト北アルプス・涸沢カールで、2019年8月10日撮影)

 

 

 

 

 『記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?』(2007年発行、ダイヤモンド社)というタイトルの本を図書館で見つけた時には、ヒヤリとしました。昔を思い出しました。

 

 脳科学者の泰羅(たいら)雅登・元東京医科歯科大大学院教授らの著書。

 

 泰羅教授らはニホンザルを使った実験で、特定の行き先を目指している時だけに活動する神経細胞を、脳の頭頂葉(とうちょうよう)という❝頭のてっぺんのやや後ろの部分❞の内側で見つけました

 これは、通い慣れた道順なら、意識がぼんやりしていても、「カーナビ」のように目的地にたどり着こうとする神経細胞で、教授らは「ナビゲーションニューロン」と名付けました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 私は静岡市に単身赴任していた8年間、日本酒のおいしい地酒を飲みに同僚と2~3人でよく居酒屋に行きました。毎回3時間以上、ゲラゲラ笑って飲み、千鳥足で帰りました。

 翌朝、目が覚めると・・・玄関から畳に敷いた万年床まで、靴下や、ズボンが点々と脱ぎ捨てられている。だいじな鞄はどこに、とキョロキョロ。まずいのは、風呂に入ったかどうか覚えておらず、洗濯物入れカゴをのぞき込むありさま。湯舟に湯は入っているが、入浴した形跡がないことも。よく無事にたどり着いたものだと、感心するやら青ざめるやら・・・。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 以下、泰羅教授らの著書からの引用――

 

 「人間の脳には非常に優れた機能があります。ある程度アルコールを飲んで、脳の機能が低下していても、その機能がちゃんと発揮されることがあります。その1つが『脳ナビ』です。

 人間の脳の中に地図があり、酔っていて記憶をつくることができない状態なのに、これまでの経験としての帰宅経路を読み出して、それに合わせて酔った自分を家まで連れて行ってくれるのです。

 研究の結果、ナビゲーションニューロン』という神経細胞が特定されました。通い慣れた道の風景、つまり視覚情報に対応して、『この道を右へ』といった指示を出す神経細胞があるのです。これさえあれば、記憶がつくれないほど酔っていても、『いつもの道』であるかぎり、なんとか家にたどり着けます。ただし、記憶がつくれないので、『どうやって帰ったのか』は覚えていません。

 「神経細胞は、ニューロンとも呼ばれ、神経系の構成単位です。細胞体と多数の樹状突起、1本の軸索から成ります。(電気信号の)入力があると、別の神経細胞に伝達するための出力をする機能があります。脳と脊髄から成る中枢神経系、そして体のすみずみに広がる末梢神経系に、約1000億もの神経細胞があるといわれています。

 酒に酔って、脳の中の記憶に関する部分として知られる海馬(かいば)の機能が低下すると、新しい記憶はできません。しかし、過去の記憶は、意識がある限り使えます。酔って脳の機能が低下しても、以前につくられた記憶はちゃんと残っていますし、家に帰る道筋についての記憶はしっかりあるので、酔っていてもパッと光景を見た瞬間に、『脳ナビ』が働いてくれます。オートマチックに帰っていくわけです。」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ★「人間の脳の中に、カーナビがある」なんていう研究結果は、とてもおもしろいですよね。でも、真面目なご指摘で、私には納得できました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

www.shifukunohitotoki.net

 

www.shifukunohitotoki.net

 

www.shifukunohitotoki.net

 

www.shifukunohitotoki.net

 

www.shifukunohitotoki.net