ライトアップされた「大藤」の藤棚
藤(フジ)の名所「あしかがフラワーパーク」にある樹齢160年の2本の「大藤」が満開です。
2023年4月24日に初めて出かけました。
広い藤棚からシャワーのように降り注ぐ紫の花房は、うわさどおり壮観で、しばしウットリしました。
以下は、いつものコンパクトデジカメで撮った高貴な花、「藤」の写真です。
目次
- 世界の「夢の旅行先」に選ばれた
- これが大藤の藤棚だ
- 「奇跡の大藤」といわれるわけは?
- ライトアップは午後5時半から
- 八重黒龍の藤棚
- 大長藤
- うす紅藤の橋
- 白藤のトンネル
- むらさき藤棚
- 脇役の花も素敵です
- テレビの番組収録が優先!
- 園内での食事は???
- 台湾からの訪問者も多い
- 施設の真ん前にJR駅が新設された!
世界の「夢の旅行先」に選ばれた
あしかがフラワーパークは、1997年に栃木県足利市でオープンした観光用の植物園。広い園内には、350本以上の藤(フジ)の木が植えられていて、そのうちの4本が大きく広い【藤棚】になっていました。
「あしながフラワーパーク」が世界に知られるようになったのは、米国の衛星放送向けのニュースチャンネル「CNN」のおかげ。
CNNの旅行部門のスタッフ選び出した「2014年の世界の夢の旅行先10ヶ所」の1つに選ばれたためのようです。
選出された理由は、樹齢160年の藤の木の「藤棚」が、2009年に公開されたジェームズ・キャメロン監督のSF映画「アバダー」に出てくる「魂の木(エイワの木)」と同じように見えるからだとか。
これが大藤の藤棚だ
この施設の一番の目玉は、「大藤棚」と呼ばれる藤棚(=上の写真)。 たしかに見事!。太い古木の幹から大きく張り出したたくさんの枝から、紫の花房が垂れ下がっています。
樹齢160年という古木が、畳600枚分の藤棚を形づくっているんです。
「樹齢160年」の藤の木は2本あって、藤棚を2つあわせた広さは約1200畳にもなります。藤棚はつながっています。
「奇跡の大藤」といわれるわけは?
あしかがフラワーパークは、この大きな藤棚を「奇跡の大藤」と名付けて宣伝しています。
「奇跡」というわけは、前例がなかった藤の古木の「移植」に成功したからだそうです。
ホームページによりますと、足利市内の別の場所にあった農園が、20㌔ほど離れた現在地に移転せざるを得なくなったのは、30年ほど前の1991年のこと。街の再開発計画の妨げになるからでした。
当時、樹齢は130年。幹回りは3㍍もある「藤」の木を4本、どのようにして運搬するかを研究。5年後の1996年に移植を実施し、日本初の成功例になったそうです。
ライトアップは午後5時半から
照明機器で藤をクローズアップする「ライトアップ」はゴールデンウィーク前の夕方からでした。
藤の花房
大藤の藤棚の下には、たくさんの人が集まってスマホで撮影。人をかき分けて歩くようになります。
八重黒龍の藤棚
園内にある4本の大藤棚の1つが、「八重黒龍藤(やえこくりゅうふじ)」の藤棚。
八重黒龍藤(やえこくりゅうふじ)は、「黒龍藤」が突然変異した八重咲きの藤だそうです。
濃い紫色をした「八重の花」を咲かせていますね。
ライトアップされた八重黒龍藤の藤棚
大長藤
花房が1㍍80㌢にも成長するという「大長藤」。
「西ゲート」の前で咲き誇ります。
大長藤の藤棚・・・
ライトアップされた大長藤の棚。池の水面にもぼんやりと映ります。
うす紅藤の橋
撮影スポットの1つ、「うす紅藤の橋」です。池に架かる太鼓橋の上には、屋根として藤棚が設けられていて、うす紅藤がからまるトンネルになっていました。
うす紅橋です。
ライトアップされたうす紅橋。
うす紅橋を撮影する写真愛好家の方々・・・
ライトアップされた後の「うす紅橋」の上です。
白藤のトンネル
白い藤の花のトンネル。
白藤のトンネルは80㍍も続きます。
ライトアップされた白藤のトンネル。
むらさき藤棚
清楚な感じがしました。「むらさき藤棚」という名前が付いていました。
脇役の花も素敵です
「ツツジの海」。
「むらさき藤のスクリーン」。
「白藤の滝」。
テレビの番組収録が優先!
商売が上手ですね。2100円支払って入場したお客様よりテレビ局優先ですか。
NHKの海外向けの番組の収録です。英語で女性がレポートしていました。
園内での食事は???
園内のレストランで夕食を予定して入園しましたが、まだ午後4時前だというのに10数人がレストランへの入場待ち。中をのぞくと、津悪石したものの食事が届いていない席がいくつも。これでは1時間は待たないと、メシにありつけません。「藤棚」をみる時間が減ります。
で、テイクアウトコーナーで「ソースカツ丼」(980円)と「揚げもち」(380円)をゲットして、広場で食べました。ただ、味の方は・・・。
台湾からの訪問者も多い
園内は混雑していました。GW前の平日だというのに・・・。
すれ違う時に耳に入ることがは、日本語と「中国語」が半々と感じるほど。「中国」からの入国者は「コロナ」で入国時の水際作戦がまだ続いていますから、「台湾」からの皆さんと思いました。
日本人のツアーは、「クラブツーリズム」と阪急交通社の「トラピックス」を見かけました。
施設の真ん前にJR駅が新設された!
JR両毛線の「あしかがフラワーパーク」駅です。施設の真ん前に2018年4月に開業したようです。
なんでも「あしかがフラワーパーク」に乗用車でくるお客さんが多く、周辺の道路の渋滞緩和のために足利市がJRに新駅の設置を要望してできたとか。
工費は足利市が半額負担し、残りをJRと栃木県が支出したようです。