北穂高岳で味わう至福のひと時

標高3000㍍の北アルプスや富士山登山、新聞記者としての首相外遊同行、大切な奥様との旅行、反戦への思いを備忘録として載せています。

神奈川・三浦半島の河津桜が見ごろ

 河津桜と電車(小松ヶ池公園で撮影)

 

 

 河津桜(かわづざくら)をご存じでしょうか。ソメイヨシノほど名前が知られていませんが、きれいな桜です。

 その河津桜の名所の1つ、神奈川県の三浦半島に2025年3月1日(土)に行ってきました。

 

 

京急三浦海岸駅から徒歩15分

 三浦海岸駅前の河津桜。人が群がってスマホで撮影していました。

 

 三浦半島の「河津桜」の並木は、京浜急行三浦海岸駅から歩いて15分ほどの距離にある小松ヶ池公園の前の、線路沿い500㍍間です。

 市民団体が観光客を誘い込もうと、静岡県賀茂郡河津町で手に入れた苗木を20年以上前に植えたようです。

 

 河津桜は例年、1月下旬から開花し始める早咲きの桜濃いピンクの花が1ヵ月ぐらい咲き続けるようです。

 

 ことしは開花が遅いようで、私たちが訪れた際もまだ、見ごろでした。

 黄色の菜の花も咲き乱れていました。

 

 濃いピンクと、黄色、それに空の青コントラストがきれいでした。

 

 

河津桜の「原木」は静岡・伊豆半島河津町

 河津桜の≪原木は、伊豆半島南部の静岡県賀茂郡河津町(かわづちょう)にあります。

 河津町観光協会のホームページによりますと、原木は発見者の家の庭先で、いまも生育しているとのこと。

 

 河津桜は70年前の1955年(昭和30年)ごろ、河津町内の川沿いに生えていたところを、発見者が偶然目にとめ、自宅の庭先に移植したようです。

 

 苗が成長して花が咲くようになると、その美しさから接ぎ木による増殖が全国で行われ、各地で苗木が植えられたようです。

 

 そして1974年(昭和49年)には原木のある静岡県河津町」の名をとって、河津桜」と命名され、翌年には河津町の木に指定されました。

 

 三浦半島河津桜の並は、線路と車道の間にあります。「歩道」がたいへん狭いうえ、撮影のために立ち止まる人が多く、歩きにくかったですね。お互いさまですけど。

 

 

 京浜急行の線路をまたぐ跨線橋」(こせんきょう)の上が、撮影のベストポジションのようでした。

 まっすぐに走ってくる赤い電車をやや上から撮影でき、しかもピンクの桜と青い空を切り取ることができる最高の位置です。

 が、悲しいかな、跨線橋のわきの柵には、目隠し用のシートが・・・。(上の写真)

 それでも脚立に上ったりシートのつなぎ目の隙間から電車を狙う人たちがいっぱいいました。

 

 跨線橋に張り付けられていた看板。撮影者で人だかりができると、地元の人の車が通行できない、ということらしい。

 地元・三浦市と町内会、商店会などでつくる「桜まつり運営委員会」が「苦渋の決断」で3年前から目隠し用シートを設けているようです。

 

 まあしかし、ここでいい写真を撮りたいよね。「写させない、見せない」というのではなく、知恵を出せないもんでしょうか。

 

 こちらは「小松ヶ池」のほとり。

 

 混んでいました。

 

 ふと、空を仰ぐと、鳥の巣・・・。熊の巣ではない。

 

 近くに、くちばしの長い鳥がいました。なんちゅう鳥かしらん。ゴイサギかなあ。