北穂高岳で味わう至福のひと時

標高3000㍍の北アルプスや富士山登山、新聞記者としての首相外遊同行、大切な奥様との旅行、反戦への思いを備忘録として載せています。

アジサイの色の秘密;「土」の中のアルミニウムの量で決まる!

 「ホンアジサイ

 

 

 アジサイがそろそろ見ごろです。梅雨時の風物詩ですね。

 

 アジサイの名所と言えば、関東では鎌倉が知られています。が、わざわざ人込みを求めて出かけなくても、近所のお寺さんあたりでお金を払わずに楽しみたいものです。

 

 というわけで2025年6月9日、東京都大田区のお寺で「青・紫・ピンク」のアジサイをめでて、リフレッシュしました。

 

目次

 

 

池上養源寺

 大田区池上にある「養源寺(ようげんじ)」は江戸時代、八代将軍・徳川吉宗が鷹狩りをしたときに2回、将軍の食事をつくる「御膳所(ごぜんじょ)」になった、という由緒ある寺です。

 昭和の時代は太平洋戦争が終わるまで、尼寺でした。

 

 

 お寺の裏山の上から下の本堂わきまで、階段沿いにアジサイが咲き乱れています。

 

 「カクアジサイ

 

 

花の色は「土」で変わるんだって

 アジサイの特徴は、育った土壌の「酸度」によって花の色が変わるようです。

 「酸度」というのは、土の中の水素イオン濃度(pH・ペーハー)」の度合いのことです。

 「pH7.0」が「中性」、それ以下が「酸性」、中性以上が「アルカリ性」です。

 

 アジサイの花の色は、土壌の中に「アルミニウムイオン」があるかないかで変わるというのです。知りませんでしたわ~~。

 

 やや難しそうですが・・・もともとアジサイアントシアニンというピンクの色素を持っているのですが、土の水分の成分が「酸性」だと土の中にあるアルミニウム」がよく溶けて「アルミニウムイオン」になり、アントシアニンと結びついてアジサイ「青色」になるんですね。

 

 逆に土がアルカリ性の場合は、アルミニウムは溶けこんでイオンにならないので、アジサイ「ピンク」のまま、というわけです。

 その中間が「紫色」の花です。

 

ただ、アナベル」という白いアジサイは、もともとアントシアニンを持っていないので、色は変わらないということです。

 

 いいですね、アジサイ

 

 

妙見堂(みょうけんどう)

 妙見堂大田区立池上会館に近く、地元では「あじさい寺」と呼ばれています。境内は狭いですが、十分楽しめます。

 

カシワバアジサイ」?

 

 さあ、ご近所でアジサイを楽しんでください。