北穂高岳で味わう至福のひと時

標高3000㍍の北アルプスに登っていたころの写真記録、国内外の旅行、反戦平和への思いなどを備忘録として載せています。

日比谷公園の紅葉は今がベスト!

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目次

 

 

ダイサギが飛んできた!

 

 東京都心にある日比谷公園はいま、真っ赤なもみじの見ごろです。

 2週間前にはこの公園で、イチョウ並木の黄色の葉に感動しましたが、いまはイロハモミジの木が赤色に染まっています。12月10日(木)の昼に、また立ち寄ってみました。

 

 

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 日比谷公園にはイロハモミジの木が85本あります。

 日比谷野外音楽堂の近くにある雲形池という池の周りが紅葉スポットです。一眼レフを抱えた人やスマホを手にした人が大勢いました。

 

 

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 雲形池には「鶴の噴水」があります。

 

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 ゆったりとした気分で紅葉を楽しんでいますと、フワフワーッと

白い鳥が池に舞い降りてきました

 

 

 

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 ダイサギという鳥です。日比谷公園の住人のようです。長い脚で水中に立ち、小魚かザリガニでも狙っているんでしょうか。

 

 

 

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 日比谷公園は江戸時代、萩藩毛利家佐賀藩鍋島家など8大名の上屋敷と、

幕府の桜田御用屋敷があったところです。

 

上屋敷」は、大名が参勤交代で江戸に詰めた時に暮らした住居です。将軍から与えられました。

桜田御用屋敷」は、将軍が死去した時に、側室だった女性が大奥から移され、余生を過ごした場所です。実家に戻ったり再婚できない時代でしたから。

 

 

 

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 園内には、松本楼日比谷パレスといったレストランもありますから、ぜいたくな気分でランチを楽しむグループもいます。

 その一方でベンチも多いですから、紅葉を楽しみながら1人や2、3人で弁当を広げる人も少なくありません。

 

 

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 カワセミがこんなところに・・・

 

 

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 日比谷公園の北東の端、JR有楽町に近い位置に、心字池(しんじいけ)という名前の池があります。

 

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 ここは「江戸城」があった時代に「お濠(ほり)」があった場所で、

明治36年に日比谷公園を造るためにお濠を埋めた時、その一部を「心字池」という名を付けて残しました。

 池に落ち込む石垣が、お濠の名残をとどめていますね。

 

 

 

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 紅葉の写真を撮ってからJR有楽町に向かおうとこの池にさしかかると、10人近いおじさんたちが望遠レンズで何かを狙っていました。(上の写真)

 

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 「何を狙っとるんですか?」と、おじさんの1人に聞くと、

カワセミ」。

「エッ? あのきれいな・・・。どこにいるの?」

と聞き返しますと、

「あそこの松の木の中・・・・」。

 

 

 

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    (写真左下の松の木の中の、茶色の「点」がカワセミ

 

 

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 カワセミは、松の木の枝にチョコンと止まっていました。

「茶色」のお腹が見えました。

 

 大きさはスズメと同じぐらい。くちばしが長い。

胸は茶色で、背中は青く見えます。しかし、見る角度によって青色が濃く見えたり薄く見えたりします。

 これを専門用語で「構造色」というのだそうですが、カワセミには背中の羽に青い色素があるのではなく、羽の表面にある凹凸によって太陽の光が屈折したり散乱するため、見る角度によって輝き方が違うのだそうです。

 

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       カワセミ (ウィキペディアから引用)

 

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 このカワセミが好んで食べるものは、フナなどの小魚やエビ、ザリガニ、ドジョウ、水面で生活する昆虫。

 

 水面に張り出した木の枝や岩、杭の上に止まって水を見つめ、獲物を見つけると素早く水中に飛び込み、くちばしで捕らえる・・・。

 

 

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 おじさんに、「どこから飛んでくるの?」と聞きますと、「皇居のお濠から毎日来るんだ」というお話でした。

 

 カワセミは、お堀端のガケの穴に住んでいるんでしょうか。

 カメラのみなさんは、小魚をめがけて飛び込み、獲物をくわえるシーンを撮ろうとしているようでした。そんなシーンをみたいです。

 

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 心字池の石垣周辺にもイロハモミジの木があり、美しく色づいていました。