紅葉したナナカマドと赤い実
(標高2300メートルの北アルプス涸沢カールで2021年10月7日撮影)
小学生向けの本をペラペラめくっていて、見つけた疑問です。
人間は年をとるにつれて、身長が低くなるのかね、と。
出典は、『レイトン教授と ふしぎ!なぜ?科学の話 5年生』(栄光ゼミナール監修、2013年発行、主婦と生活社)
答えの選択肢が3つあって、
≪あ≫ 年をとると背骨の形が変わって縮む。
≪い≫ 年をとると背骨の数が減って縮む。
≪う≫ 縮んだように見えるだけで、本当は変わっていない。
正解は、≪あ≫です。年をとると背骨の形が変わって縮む。
次のような解説があります。
子どものときはぐんぐんのびる背も、大人になると成長が止まります。そして、年をとるほど、今度は少しずつ、背が縮んでいきます。
背が縮む原因はいくつかあります。ひとつは背骨が曲がることです。高齢者の中には、背が丸く、前かがみで歩く人がいます。これは、真っすぐだった背骨が、年をとるうちにだんだんと丸く変形していったためで、その分、身長も低くなります。
ふたつ目は、背骨の骨と骨の間にある「つい間板」が、すり減ったり、小さくなることです。つい間板には、骨と骨が直接ぶつからないようにする、クッションの役目があります。このつい間板が、年をとるうちにすり減ったり、小さくなるため背が縮むのです。
そのほかにも、年をとると骨自体がおし縮められて短くなります。縮んだ骨の分だけ、身長も低くなるというわけです。
実は、年をとっていなくても、立ったりすわったり一日体を動かすと、骨はおし縮められます。朝と夜では、少しだけ身長に差が出ているのです。
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【私自身の「身長」の記録】
・2010年7月 170.3センチ (静岡・定期健康診断)
(若い時から「身長は171センチ」で通してきており、このころから数値に不信)
・2015年9月 170.3センチ (横浜・人間ドック)
・2016年11月 170.2センチ (同上)
・2017年10月 169.9センチ (同上)
・2018年10月 168.8センチ (同上)
・2019年8月 169.6センチ (東京・人間ドック)
・2021年12月 168.5センチ (東京・開業医)
残念ながら、着実に縮んでいる感じですね。
「人体」についての素朴な疑問を挙げながら解答例を探すというアタマの体操を、しばらく続けようか、なんて思っています。