「密です。」と、小池百合子さん。そんな時代もありましたね。(2月3日撮影)
東京・羽田空港の隣に、新しくホテルや商業施設を集めた巨大な施設が1月31日(火)に全面的にオープンしました。
地上12階建ての羽田エアポートガーデン。
国際線が発着する羽田空港第3ターミナルの2階(到着ロビー)と、歩いて1分で直結していることがセールスポイントのようです。
全面開業から初めての週末となった2月4日(土)午後、1階と2階の「商業施設」の様子を見に行きました。
目次
ショップやレストランの様子
国際線の「第3ターミナル」。
第3ターミナル2階からの連絡通路入口。
ビックリしましたわ。親子連れやら夫婦やらで、「密」になっていました。
海外からの旅行者ではなくて、都内や近県から、のぞきにきたって感じ。興味津々なんですね、私を含めて。
多摩川河口にできた羽田エアポートガーデンの敷地面積は、4万3000平方メートル。タテヨコ200㍍四方という感じですね。
住友不動産の運営です。
「ここは新しい羽だ」というダジャレの垂れ幕。12階建ての施設のうち、1階と2階に「74」のテナントが軒を連ねていました。
ヒマに任せて数えたら、ファッション13店、食品14店、雑貨27店の計57店舗と、レストラン・カフェが計17店ありました。
「外国人旅行者」を意識して、日本文化を感じられるみやげ物屋さんを誘致したかったようです。
名古屋の「みそかつ」。日本各地のグルメを楽しめる飲食店・・・。
外国からの方に、どう映るか・・・。
連絡通路にはピアノが・・・。
ホテルやバスターミナルも
「羽田エアポートガーデン」は商業施設のほか、2階以上が2つのホテルになっています。
「住友不動産ホテルヴィラフォンテーヌグランド羽田空港」(1557室)と、「住友不動産ホテルヴィラフォンテーヌプレミア羽田空港」(160室)。いずれも昨年末に、先行して開業。外国の富裕層向きですな。最上階の12階には、富士山や離陸した直後の飛行機を見ることができる「展望天然温泉」があるとか。
バスターミナルもできました。1階の環八通り沿いです。(写真は、バスの到着を待つスペース)
どこに向かうバスなのか、チェックしますと
東北地方・・・青森、山形、仙台
甲信越・北陸方面・・・白馬・栂池、新潟、富山、金沢、長野
東海・・・静岡、伊勢
近畿・・・大阪
発着は、一日一便がほとんど。3月から運行を始める路線もあって、バス会社の運転手が下見に来ているという話でした。
夜行便が多く、バス乗り場はカラでした。
この土地は・・・空港跡地を住友不動産が開発
羽田空港第3ターミナルの到着ロビー。
この羽田エアポートガーデンは当初、2020年4月21日に開業予定でした。
ところが新型コロナ感染症の拡大で「緊急事態宣言」が発令されるに至り、開業延期を余儀なくされました。訪日観光客が激減したことが大きかったんでしょうね。
3年遅れの開業です。
この土地は、羽田空港を沖合に拡張し、滑走路を整備したことによって生じた「跡地」なんです。
その跡地の再開発業者として住友不動産が選定され、2018年から、国から土地の貸付(定期借地50年)を受けて着工していました。
施設の運営も、住友不動産です。
自転車で開業風景を見に来たご近所さんも多かったようですね。