「jRO:ジロー」の会員証
日本山岳救助機構(jRO:ジロー)から、会計報告書が届きました。
2021年(1月から12月)に、山登りで遭難した会員41人について、どんなふうにして遭難し、助けてもらうのにいくらお金を支払ったのか、この報告書をみればザッと様子がわかります。
「県警ヘリや防災ヘリは無料と聞いてますけど・・・ヘリで助けてもらうのにお金いるんですか?」という人がいます。はい、お金はいるんです。
遭難した人を探して救助してくれるのは、公務員の「警察」だけではありません。民間の救助隊の「遭対協(そうたいきょう)」の人たちが出動します。命がけでボランティア活動をしてくれる遭対協の皆さんに、「出動手当」を支払わなければいけないですね。
以下、郵送されてきた資料を転記しました。事案によっては、長野県遭対協発行の『島崎三歩の「山岳通信」』の記事を添えて、事実関係を補強しました。
目次
「遭対協」はどういう人たちなの?
「そうたいきょう」の正式な名称は、長野県山岳遭難防止対策協会。
県内の13地区に、ボランティアの「地区遭対協」があり、救助隊を編成しています。メンバーは主に、地元山岳会のリーダー格の自営業者、山岳ガイド、それに山小屋従業員(通称:小屋番)。
遭対協は、長野県警本部の山岳遭難救助隊(約40人)隊長から応援要請があった時に捜索・救助活動に加わります。
遭対協はボランティアの組織のため、メンバーは月給をもらえませんが、実際に出動した時は、救助された人から後日、日当などの手当てをもらいます。遭対協の会長は長野県知事。事務局は県庁にあります。
「jRO(ジロー)」の説明
「jRO」の会報
「jRO(ジロー)」は、会員が遭難した時に、捜索や救助にかかった費用を会員が出し合うという「相互扶助」によって成り立っている制度。よくある短期の掛け捨てタイプの保険とは違いますね。遭難救助に特化したタイプです。
会員が遭難した場合は、遭難した会員は救助活動終了後、出動した民間の遭対協救助隊員1人ひとりに対し、以下の費用を支払うことになります。
▽「日当」(無雪期の一般ルートは1万円、積雪期の岩場は1万5000円など)
▽「交通費」(捜索・救助に向かうための公共交通機関、レンタカー代、ガソリン代、有料道路代、駐車場代など)
▽「消耗品費」(活動で発生した消耗品。ロープなど)
▽「宿泊費」(捜索・救助従事者が山小屋や旅館に泊まった費用)
▽「食費」(捜索・救助従事者の食事代・弁当代・非常食代)
これを受けて、jROは「遭難した会員」に550万円を上限として費用を補てんしてくれます。
この中には、親族ら関係者が捜索・救助現場までいく交通費・宿泊費(限度額30万円)と、「遺体」を収容先から自宅などへ搬送する費用(限度額30万円)も含まれています。ただし、入院費用は対象外。
「jRO」の年会費は、「2200円」(税込み)と「事後分担金」の合計です。
「事後分担金」というのは、1年間に発生した会員の遭難救助活動に対してjROが支払った費用総額を、会員数で割った「会員1人あたりの負担額」です。jRO会員は「10万人超」と多いために、1人あたりの事後分担金は200円ほど。
ですからjROの年会費は2400円ほどということです。
2021年中の遭難の内容(jRO会員の場合)
長野県遭対協の救助隊。夏山シーズン中に常駐する白馬村営白馬岳頂上宿舎に向かうところ。(2021年7月15日、白馬大雪渓で撮影)
以下、
【遭難発生場所】【被害の程度】【jROの補てん金額】【遭難の概要】の順
【1月】
■北海道キロロスキー場◆負傷◆費用58万円
(スキー場のコース外にあたる)バックカントリーで、ゲレンデに戻れない場所に降りてしまうスマホアプリで現在地を確認し、戻ろうとしたが、日没で行動不能となり、救助要請。スキー場パトロール隊や雪上車が出動。23時すぎに付き添って下山。2人共同遭難。(1人だけ会員のため)総額116万円を按分。
■北アルプス白馬八方尾根◆負傷◆16万7193円
5人パーティーでオープンバーン(=開けた斜面)を滑走中、岩に衝突し負傷。仲間と警察らにより救助。北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会(遭対協)への支払いが発生。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第211号によると、1月20日に男性(35)がバックカントリーをスキーで滑走中に転倒して負傷、長野県警ヘリで救助した。
【3月】
登山中に雪崩に巻き込まれ1㍍埋没。パーティーメンバーらにより救助される。中ア地区遭対協の救助活動あり。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第217号によると、3月14日、千畳敷八丁坂付近で、4人パーティーで登山中の男性(40歳)が雪崩に巻き込まれ、軽傷。駒ヶ根署員と中ア地区遭対協救助隊員が出動して救助した。
【4月】
熊野岳からロープウェイ地蔵山頂駅へ仲間とスキーで下山中、同行者と離れてしまい道迷い遭難。救助依頼を受けた山形市山岳遭難対策委メンバーにより救助される。
【5月】
3人で槍ヶ岳に登山中、悪天候のなか低体温症のため遭難死亡。長野県警山岳遭難救助隊が発見。北ア南部地区遭対協の救助活動あり。
3人パーテーで槍ヶ岳に登山中、飛騨乗越付近(標高3010㍍)で悪天候により低体温症で死亡。北ア南部地区遭対協が出動。
●補足:共同通信社の配信記事は概略以下の通り。
長野県警は5月4日、槍ヶ岳で岐阜、愛知両県の男性3人パーテーが遭難し、いずれも救助後に死亡したと発表した。
県警によると、3人は5月3日午前、岐阜県の新穂高登山口から入山。午後2時半ごろ、3人のうち1人が「飛騨乗越(のっこし)付近で仲間1人(49歳)が滑落した」と110番した。救助隊(=槍ヶ岳山荘従業員)が出動し、登山道上で倒れていた男性(28歳)を発見、午後7時ごろ、近くの山小屋(=槍ヶ岳山荘)に収容した。
5月4日午前には、飛騨乗越の登山道上で横たわっていた男性(37歳)と、そこから東側に約180㍍滑落した地点で、雪をかぶった状態で倒れている男性(49歳)を発見。正午過ぎに長野県警ヘリで救助した。
県警は、登山道上で風に舞う雪に囲まれて視界が白一色になる現象「ホワイトアウト」が発生したとみている。
「信濃毎日新聞」2021年5月17日デジタル版から引用
(メモ)
低体温症で亡くなった3人は、槍ヶ岳山荘に宿泊予定だったが、「あと200㍍」という地点で猛吹雪・視界ゼロのために息絶えた。jRO会員は、3人のうち2人。
単独で蝶ヶ岳から三股へ下山中に転倒し、左脛骨(けいこつ)、左腓骨(ひこつ)を骨折。警察、北ア南部地区遭対協救助隊員らに救助される。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第223号によると、5月29日に単独で蝶ヶ岳に入山した男性(46)が、山頂から三股に下山中、転倒して負傷し、動けなくなった。翌30日、北ア南部地区遭対協救助隊員と県警ヘリが出動し、救助した。
【6月】
6月11日、同行者2人で上ノ台にタケノコ採りに入山。道に迷い、沢に降りる。高い位置からリュックを落とす姿を同行者が確認後、合流できずに行方不明に。同行者が翌日、自力下山して通報。八幡山捜索救助隊が捜索。
白馬大雪渓上の危険個所の整備をする遭対協の常駐隊
【7月】
雨天時、胸突八丁付近で足を滑らせて滑落。同行者と、その場に居合わせた救助隊員に捜索・救助される。
単独で五竜岳に登山中、北尾根ノ頭付近で脱水症により救助要請。県警ヘリで救助される。遭対協隊員1名も別途出動。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」229号によると、単独で7月19日に爺ヶ岳に入山し、20日に鹿島槍ヶ岳から五竜岳に向けて縦走中の男性(55歳)が疲労で行動不能に。県警ヘリと遭対協・常駐隊員が出動して救助した。
単独で奥穂高岳からザイテングラートを下山中に滑落。岐阜県警からの通報で、長野県警ヘリが心肺停止状態で発見。その後、死亡が確認された。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第229号によると、ザイテングラートで7月21日、登山道下に男性(77歳)が倒れているのを登山者が発見。県警ヘリが出動して救助したが死亡が確認された。単独で登山しており、何らかの原因で滑落した。
■北アルプス涸沢◆負傷◆19万1406円
涸沢テント場でギックリ腰になり、行動不能。北ア南部地区遭対協・常駐隊の救助を得て、県警ヘリで松本市内の病院に搬送。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第229号によると、7月22日に2人パーティーで入山した女性(48歳)が、テントを設営中に腰痛で動けなくなり、ヘリの出動になった。
山岳会5人パーティーで登山中、(槍ヶ岳山頂直前の)最後のハシゴの中段で落石を受け、重傷。荒天のため、遭対協・常駐隊員が付き添ってババ平まで下山し、そこで県警ヘリで搬送した。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第229号によると、落石事故があったのは7月23日で、けがをしたのは男性(59歳)。
爺ヶ岳山頂から下山中、冷池山荘への中間地点で、石につまずいて転倒、歩行困難に。遭対協、長野県防災ヘリに救助される。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第229号によると、2人パーティーで入山した男性(73)が、縦走中の7月25日に転倒して行動不能に。遭対協・常駐隊員が出動して男性を山小屋に収容し、翌26日にヘリで救助した。
山小屋「槍ヶ岳山荘」内のベッドのハシゴから転落して意識を失う。慈恵医大槍ヶ岳診療所の手配で病院にヘリで搬送。高山病が原因の(肺に水がたまる)高地肺水腫などと診断された・
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第229号によると、単独で槍ヶ岳に入山した男性(53歳)が、山小屋で宿泊中に発病し、ベッドから落下して負傷。7月24日に、県警ヘリが出動して救助した。
単独登山者が北岳・大樺沢二股付近でねんざをしたのち、転落、歩行困難となる。山小屋「白根御池小屋」に救助を求め、翌日に山梨県警ヘリで病院に搬送。
■奈良県観音峯◆負傷◆48万5857円
単独で登山中に、バランスを崩して転倒。両ひざを骨折して移動困難に。2日後に発見され、県警ヘリで搬送。天川村消防団の捜索費用ほかを補てん。
●補足:当時のニュースによると、7月24日朝、奈良県天川村の観音峯山(標高1348㍍)に日帰りで単独登山に行った男性(68歳)が帰宅しないため、家人から連絡を受けた県警が翌日から消防団の協力を得て捜索。26日に警察犬を投入し、男性の家人から借りたシャツのにおいをかがせながらさがしたところ、登山開始から2日後の昼すぎに登山道から800㍍下の沢で、声を出せないほど衰弱した状態で見つかった。男性は膝の骨折などで重傷。吉野署は警察犬にビーフジャーキーなどをプレゼントした。
奥穂高岳南稜を登攀中に滑落。同行者が警察に通報し、翌朝、長野県警ヘリが発見、収容。その後、死亡が確認された。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第229号によると、7月25日、女性(55歳)が2人パーティーでクライミング中に滑落した。
■北アルプス涸沢◆入院◆20万3464円
涸沢に到着直後に自力歩行が困難に。新型コロナワクチン接種の副反応による持病の悪化で、筋力が低下。警察・遭対協によりヘリで病院に搬送。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第229号によると、7月25日、女性(34歳)が2人パーティーで北穂高岳から上高地に向けて下山中、涸沢で発病して行動不能に。県警山岳遭難救助隊と県警ヘリが出動して救助した。
3人パーティーで奥穂高岳南稜を登攀中、落石で1人が負傷。遭対協・常駐隊員が救助し、県警ヘリで搬送。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第230号によると、7月31日、男性(58歳)が同行者と南稜を登攀中、落石で負傷した。
ロープワークの点検をする長野県警山岳遭難救助隊(2015年5月2日、涸沢で撮影)
【8月】
西穂高岳から奥穂高岳方面へ縦走中、天狗岳付近のクサリ場でねんざ。自力で天狗沢を下山するが、動けなくなりビバーク。翌朝、ヘリで救助された。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第231号によると、8月7日、単独で西穂高岳に入山した男性(57歳)が、奥穂高岳に向けて縦走中、クサリ場で足を踏み外して転倒、負傷した。県警ヘリが出動して救助した。
山岳会7人で下山中、白根御池小屋下の第二ベンチ付近で転倒、滑落。眼窩底(がんかてい)骨折のため入院。民間救助隊による救助。
脱水から熱中症になり、下半身が動かなくなって登山者に協力を依頼。ヘリで救助された。岐阜県北ア遭対協の救助費用を負担。
■北アルプス西岳◆負傷◆8万1248円
足を踏み外して転倒。約20㍍滑落。自力で登り返し、登山者に通報してもらう。その後、北ア南部遭対協救助隊員に救助され、ヘリで病院に。
山岳会15人で槍ヶ岳から上高地に下山中、殺生ヒュッテ付近で転倒し、頭部裂傷。県警ヘリで病院へ。遭対協の費用発生。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第234号によると、8月29日、15人パーティーで槍ヶ岳から下山中に、男性(66歳)が転倒して負傷。遭対協常駐隊員、北ア南部地区遭対協救助隊員、県警ヘリが出動し、救助した。
【9月】
■北アルプス赤沢岳◆負傷費用10万8268円
赤沢岳に登頂し、ヒュッテ西岳方面に戻る途中で登山道から滑落。北ア南部地区遭対協救助隊員が出動し、県警ヘリで救助される。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第236号によると、9月10日、単独登山の男性(59)が滑落して負傷し、動けなくなった。
■北アルプス焼岳◆死亡◆17万5720円
新中の湯ルート上で意識を失い、倒れる。登山者の通報で県警ヘリによって病院に搬送。急性心筋梗塞と診断。「遺体搬送費用」が発生した。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第236号によると、9月12日、男性(52歳)が2人パーティーで登山中、意識不明になった。
槍ヶ岳から奥穂高岳へ縦走中、涸沢岳北東約700㍍の岩場で、約30㍍滑落して死亡。岐阜県北ア遭対協の救助費、「遺体搬送費」を補てん。
山小屋「常念小屋」の玄関の「上がりかまち」を降りようとした時、「すのこ」で滑り、タナにわき腹を打ちつけて行動不能に。北ア南部地区遭対協の救助費用が発生した。
■北アルプス柏原新道◆負傷◆4万6000円
鹿島槍ヶ岳に登頂後、扇沢に向けて柏原新道を下山中、ぬれた石に足を乗せて滑って転倒。自力で歩けなくなり救助要請。遭対協の費用が発生。
ツアー登山で権現岳から赤岳に向かう途中、ハシゴを通過後に転倒。県警ヘリで病院に搬送。諏訪地区遭対協の救助費用などを補てん。
■北アルプス柏原新道◆負傷◆14万5220円
爺ヶ岳から種池山荘経由で柏原新道を下山中、転倒して骨折し、救助を依頼。北ア北部地区遭対協に救助された。
単独で槍ヶ岳北鎌尾根に入山し、行方不明に。その後、捜索中の警察が東側斜面で遺体発見。岐阜県警ヘリで収容された。
【10月】
■北アルプス白馬鑓ヶ岳◆入院◆9518円
天候急変で稜線上でビバーク。低体温症により意識混濁となる。翌朝、登山者に発見され、県警ヘリで救助。
■南アルプス日向山◆死亡◆33万5310円
単独で登山。帰宅しないため警察が捜索。工事関係者が尾白川で遺体発見。遭対協北杜支部の捜索費用、「遺体搬送費」などが発生。
藤内壁をクライミング中にスリップして7㍍墜落。後頭部を強打、失神し救助される。三重県防災ヘリで搬送。救助者が使った消耗品が補てん対象に。
単独で白馬乗鞍岳に入山し、積雪のために身動きがとれず救助要請。長野県警山岳遭難救助隊などが倒れているところを発見、既に死亡していた。
●補足:「島崎三歩の山岳通信」第242号によると、男性(57歳)は10月22日に日帰り予定で単独で栂池から入山し、白馬乗鞍岳から下山中、何らかの原因で動けなくなり、救助要請。10月23日に大町署員(県警山岳遭難救助隊員を兼務)が出動して男性を発見したが、死亡が確認された。
■岩手県大野山◆負傷◆6万2957円
堺ノ神山に登り、帰途に道に迷い、山中をさまよう。山麓の民家に助けを求めた。「親族などの現場駆け付け費用(交通費・宿泊費など)」、「日当などの支払いがなかった救助者への謝礼費」が発生した。
■南アルプス鋸岳◆行方不明◆550万円(未請求)
単独登山。おそらく鋸岳で行方不明になったと思われる。警察が捜索したが手掛かりなし。民間救助隊が捜索の打診を受けている。
【12月】
■北海道カミホロカメットク山◆特になし◆3万5159円
登攀後、下山中にGPSの電池切れにより、吹雪で道に迷い、遭難。同行者ともはぐれてビバーク後、自力下山中に道警ヘリに発見され、搬送。
■八ヶ岳連峰硫黄岳◆負傷◆29万3870円
2人で大同心北西稜を登攀後、硫黄岳付近の稜線で悪天候と低体温症で身動きが取れなくなり、ビバーク。赤岳鉱泉まで自力で下山後、救助された。
ヘリコプターによる救助について
遭難した場合、頼りになるのはヘリコプターですね。ヘリのおかげで命拾いした登山者は多いと思います。
ヘリによる山岳遭難救助はいま、ほとんどが警察ヘリで、まれに防災ヘリが飛んでいます。
以前は、「東邦航空」という民間会社がレスキューをしていましたが、救助のエキスパートが2002年に亡くなってから、しばらくしてレスキュー活動から撤退しました。
警察ヘリや防災ヘリに救助された場合、遭難者はヘリ運航費用や救助活動費を支払う必要はありません。
ヘリが所属する自治体の住民、長野県警ヘリなら長野県民の納めた税金がヘリの運行費用に充てられている、ということを忘れてはいけないですね。
万一、遭難してしまっても、生きて帰るために必要なことは、①ビバーク装備②携帯電話の予備バッテリー③登山計画書の提出④いずれかの「山岳保険」への加入――でしょうか。
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