北穂高岳で味わう至福のひと時

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北海道の旅~稚内(わっかない)④JR宗谷本線の秘境駅の「駅舎」は元・車掌車なんですよ

 下沼駅の駅舎。もとは貨物列車の車掌車でした。(2022年5月15日撮影)

 

目次

 

 

 

 日本のてっぺん「稚内」から東京の自宅までは、JRで帰りました。稚内から一両編成のワンマン列車で終点の「名寄(なよろ)」までチンタラ乗ったんですが、感動しました。

 沿線は駅員がいない無人がたいへん多く、駅舎には貨車が使われているんですね。

 昔、車掌が乗務した車掌車を改造した駅舎がいくつもあって、鉄道利用で暮らしていくうえでのたくましさを感じました。

 

 

列車は1両でワンマン運転だった

 始発の稚内に停車中の列車。これに乗ったのです。

 

 

 JR稚内駅の駅舎の外にまで延びている線路。観光用にはグッドアイデアかも。

 

 

 

 駅構内の線路の、実務上の先端です。写真左上に、これから乗り込むワンマン列車。

 

 

 2022年5月15日、稚内午前10時28分発の名寄行きワンマン列車に乗りました。

 

 

 スカスカの列車ダイヤ。

 

 

 

稚内~名寄の間の駅舎を車窓からパチリ

 「秘境駅」という言葉が鉄道ファンの間に広がっているそうです。人里離れたところにある乗降客が少ない駅・・・。

 利用者が1日に1人や2人で、廃止されて無人駅になっているところが多いんですね。

 

 

 

 

車掌車を改造した駅舎

 昔の「国鉄」の貨物列車は、最後尾に車掌車をくっつけて車掌さんを乗せていたんですが、その車掌車が「駅舎」としてあちこちで使われているのはなんでかな~~と調べてみました。

 

 どうやら、巨額の赤字経営だった国鉄の分割民営化(1987年)に向けて、1985年3月に行ったダイヤ改正で、車掌車が廃止になったようです。車掌車も車掌さんもいらない、と。そこで古くなってきた木造の駅舎を壊して、廃車になった車掌車を駅舎として使おうということになったのです。

 

 

 

 

抜海 (追記あり:2022年6月)

 「ばっかい」という駅です。1分足らずの停車時間に、窓を下から上に上げて、コンパクトデジカメでバシャバシャ撮っていきました。

 

 

 駅舎の入り口。ガラスの引き戸の右に掛かっている「抜海駅」の看板は、貝殻をはりつけた文字という話です。

 

 

 抜海駅は「日本最北端の無人駅」ということで鉄道ファンに人気があるそうです。

 駅開業当時の木造駅舎で、築100年近いとか。

 2021年4月から稚内市が「駅舎」の維持管理をしています。JR北海道ではなくて・・・。

 

(追記)

 無人駅は廃止へ、という大きな流れには逆らえないのでしょうか。

 抜海駅の駅舎や駅周辺の管理をしている稚内市の工藤広市長が2022年6月21日の定例市議会で、年間約100万円の維持管理費負担を今年度限りでやめ、と発言したのです。

 北海道新聞のネット配信(6月22日)記事を見ますと、駅の利用者が少ないことが理由で「駅の乗降者数に大きな変化がみられないことから、存続は難しいとの判断に至った」と説明したようです。

 

 国鉄の分割・民営化で発足したJR北海道は、地理的条件と自然環境のため当初から経営は厳しい。JR北海道は2019年(令和元年)に、宗谷本線沿線自治体に対して一日当たりの乗車人員が平均3人以下の駅について、自治体が維持費を出して管理するか、駅を廃止するかの判断を迫りました。

 

 稚内市は「抜海駅」の存続を希望して、2021年4月から除雪費などの維持管理費を負担してきたのですが・・・。

 このままでは、木造駅舎は取り壊されるのでしょうか・・・。

 

 

 

 

勇知

 勇知(ゆうち)駅の駅舎です。

 こちらは「JR稚内駅」が管理しているそうです。無人駅です。

 

 

 

兜沼

 兜沼(かぶとぬま)という駅です。

 

 

 

徳満

2021年3月のダイヤ改正で「廃止」になっています。

 

 

 

 

豊富

 豊富(とよとみ)という駅です。稚内から一緒に乗った客のうち3人が降りて、待合室に消えました。

 

 ここは反対方向の列車と待ち合わせができるやや大きな駅。稚内行きの特急「宗谷」もとまることから、鉄道ファンとみられるあの3人は稚内に戻るのかもしれない。

 

 

 

下沼

 下沼(しもぬま)駅の駅舎車掌車を利用した駅で、絵が描かれていました。愛嬌のあるキャラクターの絵です。

 

 周りには民家があまり見えませんでした。

 2021年4月から、地元・幌延町が駅舎を維持管理しているそうです。

 

 

 

幌延

 幌延(ほろのべ)駅。ここは近代的な駅舎でした。

 

 

 跨線橋がありました。

 

 

 停車時間が13分ありました。何人かが、ちょっと待合室のトイレへ。

 

 

 幌延駅の駅前。

 

 

 幌延駅には特急「宗谷」が停車するんですね。稚内から一緒に乗った鉄道ファンらしい2人が、反対側からきた「宗谷」に乗り込んでUターンしていきました。

 

 

 

幌延

2021年3月、ダイヤ改正に伴い「廃止」。

 

 

 

 

 「名寄」行きのワンマン列車の中です。ご覧の通り、ゆったりしてました。

                       (5月15日正午撮影)

 

 

 

 

南幌

 南幌延の駅。(動いている列車からの一瞬の撮影ですので、ピンボケが多いわ)。

 

 板張りののっぺりしたホームでした。ホームの先に見える赤い屋根が駅舎。

 

 

 踏切の向こう側の線路沿いに、赤い三角屋根の駅舎はありました。

 2021年4月から、幌延町がJR北海道に代わって維持管理しています。

 

 

 

 

安牛

やすうし、と読みます。この駅も2021年3月に廃止ずみ。

 

 

 

雄信内

 「雄信内」と書いて「おのっぷない」。とても読めません。

 

 

 

 木造の古い駅舎ということで、ファンの間では有名らしい。駅近くに住宅は見えず、さびれている感じ。

 

 

 おのっぷない。2021年4月から、この駅舎も幌延町が管理しているとのこと。

 

 

 

 

糠南

 糠南(ぬかなん)駅。全国の鉄道ファンにたいへん人気のある秘境駅の1つだそうです。

 スチール製の物置を改造して駅舎にしています。物置でも風雪から身を守ってもらえるんですから、大切な設備ですね。

 

 

 板張りのホームです。広い草原にポツンとたたずんでいる感じ。

 普通列車は上下線とも1日3本ずつ止まります。

 

 ここも幌延町が2021年から駅設備の点検・修理や除草・除雪などして管理しているとか。

 

 

 

 

問寒別

 問寒別。といかんべつ、と読みます。

 

 問寒別のホームの横にある駅舎。元・車掌車です。

 幌延駅で、野菜などを入れた袋を両手に持って乗り込んできた女性が、ここで降りました。

 

 この駅も2021年から幌延町の管理です。

 

 

 

 

歌内

うたない。つい先日、2022年3月に廃止になり、99年の歴史に幕を下ろしました。1年前から地元・中川町が税金を使って維持管理していましたが、耐えきれなかったようです。

 

 

 

 

天塩中川

 天塩中川(てしおなかがわ)駅。

 

 天塩中川駅舎。

 

 

 

 

佐久

 佐久(さく)駅。

 佐久駅は無人駅で、駅舎は「佐久ふるさと伝承館」に併設されていました。

 

 

 

 

筬島

 「筬島」と書いて「おさしま」。これも読めませんでした。

 

 筬島駅舎です。車掌車の改造版でした。

 

 

 

 

音威子府

 音威子府(おといねっぷ)駅です。

 「音威子府」と言えば、前の日、稚内駅バスターミナルから「宗谷岬」に行った時に乗ったバスが「音威子府」行きでした。ここまで何時間もかけて来るんだ~。

 

 この駅に、4分間停車しました。

 

 

 音威子府の駅舎。

 

 音威子府駅跨線橋

 

 

 

咲来

 「咲来」と書いて「さっくる」。

 

 咲来の駅舎。

 

 

 

 

天塩川温泉

 てしおがわおんせん。

 

 赤い屋根の駅舎。

 

 

 

豊清水

2021年3月に廃止。

 

 

 

 

恩根内

 恩根内(おんねない)駅。

 

 恩根内の駅舎。

 

 

 

紋穂内

もんぽない。ここも2021年3月廃止。

 

 

 

初野

 初野駅。

 

 物置タイプの駅舎。平原にポツンとたたずむ感じでした。

 

 

 

 

美深

 美深(びふか)駅。

 

 乗客がいました。

 

 立派な駅舎です。

 

 

 

 

 

南美深

2021年3月廃止。

 

 

 

 

智北

 智北(ちほく)駅。

 

 智北駅は、プレハブの駅舎。ホームはコンクリート製でした。

 

 

 

智恵文

 智恵文(ちえぶん)駅。

 

 智恵文の駅舎も元・車掌車でした。

 

 

 

 

北星

2021年3月に廃止になっています。

 

 

 

 

日進

 日進(にっしん)駅。次は、終点名寄。

 

 「日進」のホームです。

 

 これが「日進」の駅舎。

 

 

 

 

名寄

 

 名寄駅。

 

 名寄駅。稚内から乗ってきたワンマン列車。14:17着。ここまで3時間49分。

 

 名寄駅舎。正面です。

 

 名寄駅前広場。

 この名寄駅には、特別の思いがあります。

 

 若かりしころですが、1979年2月に名寄ピヤシリスキー場で冬の国体スキー競技が開かれて、勤務地の長野から応援で動員されました。

 マイナス20度という酷寒の国鉄名寄駅に降りた時、駅前で地元の人からいただいたジャガイモの温かかったこと・・・。あの時の手のひらのぬくもりは、「名寄」という地名とともに生涯忘れません。

 

 

 これから乗り込む「旭川」行きの一両編成のワンマン列車。旅はチンタラ続きました。

 

【まとめ」

 人口減もあって鉄道利用者が少なく、経営状態が悪いJR北海道。1987年に中曽根康弘政権が行った国鉄分割民営化でバラバラになったJR7社は、勝ち組と負け組に二極化しましたね。JR北海道は負け組の筆頭。政治に切り捨てられた格好です。

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