梅雨の季節ですね。うっとうしいこの時期に、力強く咲く花といえば、あじさい(紫陽花)が思い浮かびますね。
東京・大田区のアジサイの名所、養源寺(ようげんじ)に6月10日午後、行ってきました。日蓮宗総本山・池上本門寺の近くの小さな寺です。
あじさいが見ごろを迎えていました。
養源寺の山門です。
山門のわきには、こんな張り紙がありました。
あじさいが咲いたので、自由に境内に入ってみてちょうだい、というわけですね。
境内です。
このお寺、ちょっと風変わりなんです。「お寺」なのに、山門の前に、「Café」という手書きの看板があって、奥で喫茶・軽食のもてなしがあるんです。住職の親族が経営しているという話です。
門をくぐって境内に入ると、季節によって菜の花、桜、ツツジなんかが咲き乱れていて、自由に鑑賞できるんですね。
あじさいもその一例です。
本堂のわきをくぐり抜けますと・・・・・
きれいな「あじさいロード」のはじまりですね。
裏山の100段ほどのコンクリートの階段は、あじさいに包まれていました。
寺はここを、あじさいロードと名付けているんですね。
「道が狭くなります・・・・」という張り紙。ちょっとした言葉に、この寺に住む人の人柄がにじんでいますね。
ピンク色がきれい・・・
江戸時代にできた寺で、昭和20年まで、女性が住職を務める「尼寺」だったようです。
私は宗教には関心がない粗雑な人間ですが、この寺には「ほのぼの」とした空気が漂っているんですね。それは感じます。
階段の途中と一番上には、ベンチも置かれていました。
階段を上りきった高台からの街並み・・・
6月11日朝、東京は小雨。あじさいはあと10日ぐらいはきれいに咲き誇っていると思います。