北穂高岳で味わう至福のひと時

穂高連峰や丹沢を歩いて20年余り。見たこと学んだことを備忘録として書いています。

山の雑学~単独行

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夏沢峠から南八ヶ岳・硫黄岳(標高2760㍍)への登り ~2003年3月2日朝~

 遭難時のリスク

「あしたからヤマにいってくるからね」

「何人でいくの?」

「1人だよ」

「エッ、ひとり……?一緒に行く人、いないの?」

 こんなやりとりが、日本のあちこちで交わされています。

 でも、別に寂しいわけでもないんです。悲しいことがあったわけでもないんです。自由気ままに動きたいだけなんですけどね。なかなか、分かってもらえないようです。

 

 山のおまわりさんからも「単独登山のリスクを認識しなさい!」と、こう注意されます。

 「単独登山者は、万が一の際、携帯電話などの通信手段が不通であれば、助けを呼ぶことができず、救助活動の遅れや行方不明となる可能性があります。単独登山は控え、複数人で登山をするとともに、単独登山をする場合は、登山計画書を必ず届け出るとともに、家族や友人などにも登山計画を知らせておきましょう」(長野県警ホームページ)

 

 全くその通りです。

 遭難した時に、危険の度合いが高いです。死亡する確率が、同行者がいるときよりも高いです。

 それを承知のうえで単独行の良いところを書かせていただきますと――。

 

単独行の長所!?

  まず、登ろうとする山も計画も、自分で自由に決められます。山に入れば、歩くペースも写真撮影も休憩も、好きなように決められます。同行者のことを気にする必要はないんです。そして、1人なんですから、山に向き合い、山そのものに浸ることができるんです。さらに、下山した時には、計画から登頂・下山まで自分でやり遂げたという達成感に浸ることができます。反省もし、次の山行に向けて力が付くと思います。

 

単独行の心構え

 ただし、1人で山に入る場合には、それに先立って必要なことがあります。 

 事前に、登山技術を習得すること。そして、単独登山は、パーティーを組んで登る時よりも死亡・行方不明になる危険性が高い、という認識を持つこと。登山者の少ない山はできるだけやめる。三角巾の使い方など基本的な救急法を勉強しておく。さらに、登山計画書の作成と関係方面への提出は不可欠。持っていく装備は、自分がケガや遭難した時のことを考えて準備すること。

 最後に、コレが一番大事なんですけど、愛する人のもとに、絶対生きて帰る、という強い意思を持つこと。

 

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以下は、2008年5月GWの北アルプス奥穂高岳に単独で登った時の記録写真;

 

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当時、夜行バス(さわやか信州号)の出発場所だった東京都庁の駐車スペース

 

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上高地バスターミナル前

 

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本谷橋。ここからが本格的な登りとなる。

 

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涸沢への長い道

 

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時々、ド~ンという音がする。この時期、小さな雪崩が斜面の上から発生する。

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涸沢のテント場

 

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奥穂高岳へは沢を詰める。雪のない夏は、右のゴツゴツしたザイテングラードを登る。

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写真中央の少し上の豆粒は、テント場

 

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穂高岳山荘から、奥穂高岳へのルート。滑落したらアウト。

 

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山頂の直下

 

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登頂の証拠写真

 

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左端の2人は、隣の前穂高岳からきたパーティー

 

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雪庇(せっぴ)。右からの強風で、左にひさしのように張り出した雪。

この上に誤って乗ると、the end。さようなら、です。

 

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2枚上の2人。装備はきちんとしています。

 

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奥穂高岳山頂から見下ろした、上高地河童橋付近

 

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奥穂高岳山頂から下山する時、真下に穂高岳山荘が迫る

 

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前穂高岳

 

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奥穂高岳山頂からみた、ジャンダルム

 

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中日新聞社の取材基地、上高地臨時支局。夏の間だけ開設する。