北穂高岳で味わう至福のひと時

標高3000㍍級の登山、国内外の旅行、歴史探訪、反戦・平和への思いなど備忘録としてつづっています。

うまい歩き方~岩場の通過は「3点確保」が基本

f:id:alps6717:20201113120756p:plain   北アルプスのクサリ場

目次

3点確保

  山登りを始めたころ、通った登山学校で覚えたテクニックの基本です。

 サンテンカクホです。

 岩登りをする時でも忘れてはいけないのは、平らなアスファルトの上を歩く時と同様に「脚で登る」という意識を持つことです。そう教わりました。まあ実際は、手を全く使わないわけにはいきませんが。)

 実際に急な斜面を登る時には、二本足で登れるわけはなく、手も使うわけですが、その時に題字なのは「3点確保」です。

 3点確保というのは、両手両足を4つの「支点」とすると、4つの支点のうち3つは岩に接触させたまま、残り1つを動かして移動する、という方法です。

 例えば、登りで右脚を持ち上げる場合、左脚と両手の3つは岩にくっつけたままにして、右脚をどこかに着地させる。次は左手を前に進めるために両方の脚と右手は岩にくっつけたままにする、という具合です。

  くどいですが基本は「脚で登る」ということ。手は補助です。

 

 

岩場の登りの手順

   まず、体の上半身つまり上体を立て、岩場の登りの終わる地点まで全体を見て、登るルートを決めます。ルートファインディングといいます。登りやすい道順をさがす作業です。

 次に、足の第一歩を置く位置を決め、わずかな岩の出っ張りに靴を載せて「脚」で立ち上がります。大事なのは、「脚で立つ」ということ。手はあくまで姿勢を保つために添えるだけ、です。

 

 そして、ポイントになるのが「体の軸をつくる」ということ。

 この軸は、一方の脚に全体重を乗せ、もう一方の脚は、次の足置き場をさがすために浮いているような状態になります。

 

 そして上に登っていくために、体の軸を移動させます。具体的には、例えば左脚で軸をつくった場合、次の行動のために右脚を上げ、そして、新たに足を置いた右脚に重心を移す。この体重移動が上手にできるようになると、楽に岩登りができます。登山教室でそう教わりました。

 

 

登山靴の置き方

 フリークライミングと違って靴底が硬い登山靴の場合、「つまさき立ち」が基本です。全体重を支える軸足の靴は、岩に対して正面に置きます。「正対」です

 

 

手を置く位置

  岩場に向き合うと、早く上にいきたくなるせいか、腕をついつい上に伸ばし、高い位置にあるでっぱりをつかみたくなります。しかし、それでは体が伸びきってしまい、脚の移動、つまり体重移動がしにくくなります。

 ですから、胸や目の位置で手がかりを探すことが大事です。

 

 

急な岩場での下り方

  岩場の下り方には、前向きと後ろ向きの2通りあります。

 段差が大きな岩場の下りでは、しゃがみこむ方法がよいそうです。両方の膝を折り曲げて腰を落とし、岩に手を置いて体を支えながら、片脚を下に出す方法です。 

 

 また、斜面が急な岩場の場合には、体の正面を岩に向け、後ろ向きで下りる方法もあります。上体を岩から離し、両手で岩をつかむのがポイントです。高度感からついつい岩にへばりついてしまいがちですが、それでは足を置く位置を探せません。足場をよく見ないで中途半端な気持ちで靴を置くと、滑落します。

 

 上体を岩から離し、次に足を置く位置を、腕と脇の間なり、肩越しに見るようにするとよいようです。