富士山・・・丹沢・大倉尾根の花立(標高1370㍍)からの眺め
(2021年5月24日午前10時19分撮影)
目次
久しぶりに丹沢の山中から富士山(標高3776㍍)を眺めることができました。雲に隠れていることが多いですから。
去年の1月に塔ノ岳(標高1491㍍)に登った時以来です。ちょっと満足。
5月24日、月曜日。登山口の大倉(神奈川県秦野市)から大倉尾根ルートで塔ノ岳まで往復しました。標高差1200㍍。
平日だから貸切状態かな、なんて思いましたが、さにあらず。すれ違った人や山頂にいた人の数から、100人以上は確実に登っていました。
大倉尾根は単独行の男女が多いのですが、10人ほどのツアー1組と、下山時にすれ違いました。
山頂を目指している時に、左手(西側)にチラチラ富士山が見えました。
山小屋「堀山の家」(標高950㍍)から少し登ったところで、午前9時18分撮影
花立の長い階段を上り始める地点で、午前9時52分撮影
山小屋「花立山荘」(標高1300㍍)の前からみた富士山と、その南隣(写真中央左)の愛鷹(あしたか)連峰。(午前10時02分撮影)
花立(標高1370㍍)で、午前10時18分撮影
塔ノ岳の山頂(標高1491㍍)からの眺め。午前10時49分撮影
山頂に、なんとショベルカー。その向こうに富士山。午前11時撮影
午前11時11分に撮影した富士山の雄姿
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さて、話題を2つ――。
塔ノ岳山頂に太陽光パネル群
塔ノ岳の広い山頂の南端で、太陽光パネルの増設工事をしていました。
これまでも小規模の太陽光パネルは山小屋「尊仏山荘」の脇にありましたが・・・。
作業をしていた方に聞くと、山小屋の隣にある山岳公衆トイレの、し尿処理能力を高めるためだとか。利用者が多いんですね。
山のトイレは塔ノ岳の場合、雨水を利用。
用を足した後の便器の洗浄に使った水は、浄化槽を通って地下の貯水槽にためられて、電力を使って洗浄用の水を循環させているとのこと。
その電力を太陽光での発電に頼っているのですが、現在あるパネルだけでは足りなくなったので増やすということのようでした。
神奈川県のホームページから引用した塔ノ岳山頂と太陽光パネル設置場所の写真
太陽光パネルの設置場所は、8年前に解体された「日之出山荘」の跡地(上の図)。ここに3つの大きなパネルが設置されていました。
事業の発注者は、神奈川県自然環境保全センターで、業者が4月から工事を始めていて、8月末までに終わるようです。
コロナ禍で、山のあいさつ「こんにちは」が減った!
登山道で登山者とすれ違う時、10人中7、8人は目と目を合わせて「こんにちは」とあいさつしてきましたよね。それがコロナ禍で変わってきたと感じます。
5月24日もそうでしたが、登山中にマスクをしている人は1人もいませんでした。マスクしてたら呼吸が苦しくて歩けません。
「こんにちは」と声掛けする人が減りました。登りの人も目を合わせないように下を向いたまま、距離をとってすれ違います。
かく言う私も、自分から声をかけることはせず、あいさつされれば右手を軽く挙げるか首を軽く下げるだけにしました。
登山中は呼吸が荒いですから、すれ違いの時に「飛沫」を浴びたくないです。
ワンショット(写真)
歩荷(ぼっか)さん。山頂の山小屋「尊仏山荘」まで飲み物を背負って運びます。
(午前10時6分、花立山荘の横で撮影)
相模湾に浮かんで見える江の島(写真中央)。塔ノ岳山頂で午前10時58分撮影
山頂に鉄塔が見える大山(左)と三ノ塔(右)。午前11時40分、花立で撮影
今が見ごろのトウゴクミツバツツジ。標高1300㍍で撮影
ヤマツツジ。標高1000㍍付近で撮影
標高650㍍付近で撮影
山小屋「観音茶屋」(標高350㍍)の前で撮影
大倉バス停から登山口への舗装道路わきで撮影