北穂高岳で味わう至福のひと時

標高3000㍍の北アルプスに登っていたころの写真記録、国内外の旅行、反戦平和への思いなどを備忘録として載せています。

那須岳~三斗小屋温泉の源泉をのぞいた

 水蒸気や硫化水素を噴き上げる三斗小屋温泉の源泉(2021年9月17日撮影)

 

目次

 

 

 

「煙草屋旅館」の裏手から行く

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 秘湯・三斗小屋温泉大黒屋をチェックアウトした9月17日朝日岳に立ち寄ってから下山しました。

 その前に、温泉の源泉をのぞきました。

 

 

 

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 スタート地点は、三斗小屋温泉にある、もう1つの旅館、「煙草屋旅館」の裏手です。

 

 

 

三斗小屋温泉神社本殿

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 煙草屋旅館の裏から登山道に取りつき、古い石段を登っていくと、

こけむした❝石の塊❞が目に飛び込んできました。

 

 

 

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 夜も昼も明かりをともす常夜灯ですか。

 

 

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 背丈のある石碑。なにか書いてありますが、読めません。

 

 

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 石碑の横は、狛犬(こまいぬ)のように見えます。

 

 

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 鳥居をくぐって、石段を100段以上進むと、社殿です。

 

 

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 三斗小屋温泉温泉神社」の本殿です。

 

 

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 神殿の中をのぞくと、竜が柱を昇ったり下りたりする見事な彫刻がありました。

 

 

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 神殿前の説明板をみても、いつ建てられたのか分かりません。

 

 

 

三斗小屋温泉の源泉

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 上は、国土地理院作成の地形図です。

 左端に温泉と建物、神社のマークがあり、右端の「噴気孔」マークに向かいます。

温泉の源泉です。

 

 

 

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 温泉神社の右手から樹林帯に入って、15分から20分歩くと、やや平らなところに出ます。ここが目的地です。

 

 

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 小さいですが、噴気孔の1つです。黄色いのは硫黄の結晶ですね。

煙草屋旅館からは、標高差で100㍍ほど高いところで、歩いた距離は600㍍ほど

 

 

 

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 火山ガスを噴き出していて、有毒な硫化水素のにおいがします。

 

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 水蒸気など白いガスを高く噴き出しているところに近づきますと、

噴気孔から「ゴーッ」という唸り音がします。不気味です。

 

 

 

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 ここは、煙草屋旅館の源泉です。国有地の中にあります。

 

 私は泊まりませんでしたが、煙草屋旅館には、お風呂が3つあります。

①煙草屋旅館の代名詞になっている野天風呂

②木の湯舟の「共同浴場

③女性専用の「岩風呂」

 この3つですが、HPによると、源泉が3つとも異なっています

 

 

 

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 ボコボコと温泉が湧き出る噴気孔。

 

 3つのお風呂のうち、内湯の「共同浴場」と「岩風呂」は、噴気孔からお湯が自然に湧き出る広く知られた温泉です。

 が、人気のある「野天風呂」は違います。

 野天風呂の源泉には「三斗小屋4号噴気泉」という名称が付いています。

 

 噴気泉というのは、地中から温泉が湧き出るのではありません。噴気孔から噴き出してくる高温の水蒸気に、地表の沢水などを当てることによって造り出す温泉です。

 「噴気注水造湯」というそうです。

 でも、法律上の「温泉」であることに変わりありません。

 

 

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 煙草屋旅館です。ここまで源泉からパイプで温泉を引っ張ってきています。

 

 

 

大黒屋の「源泉」は、煙草屋旅館とは別の場所

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 上の写真は、大黒屋の「ヒノキ風呂」の部分です。

 

 大黒屋が使う温泉が湧き出ている場所は、煙草屋旅館とは異なります。

 

 同じ国有林の中であり、近くなんですが、

大黒屋の若主人は「登山道から離れたところにあって、見えません」と笑うだけでした。もちろん危険ですから、立ち入りはダメです。

 

 

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 大黒屋の「ヒノキ風呂」は「1号源泉で」、温泉の出方は「自然湧水」。自然に地下から地表に湧き出る温泉です。

 

 

 

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 「岩風呂」は「3号源泉」から温泉を引いています。こちらも「自然湧水」だということです。

 

 

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