フロリック。
川崎市にある「生田緑地ばら苑」がことしも期間限定で一般公開されたため、11月4日(土)に秋バラをみに行ってきました。
秋バラをここで鑑賞するのは4回目。
開花状況は4分咲き。異常気象による猛暑の影響でしょうか、株によって咲いている花の数にバラツキがあり、きれいな花形のバラが少ないという印象を受けました。
とはいえ、せっかくママチャリで1時間半もかけて多摩川のサイクリングロードを走ってきたのですから、写真映りがよさそうなバラをデジカメで撮りました。
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ピース。
フランスのメイアンが作出。第二次世界大戦が終わった1945年、アメリカで平和への願いを込めて「ピース」と名付けられ、日本をはじめ世界に輸出されました。
ノックアウト。
うどんこ病や黒星病を「ノックアウト」するほど病気にかかりにくいために、この名が付けられたとか。
サリー・ホームズ。
赤く縁どられた花びらが、人目をひき付けます。名前は、アメリカの人気アニメのキャラクターに由来しているそうです。
ボニカ1982。
フラミンゴ。
水鳥のフラミンゴをほうふつとさせる淡いピンクですね。
赤い大輪の花。アカデミー賞を3回受賞した大女優の名を冠した赤バラです。
サイレンス イズ ゴールデン。
2010年にイギリスで作出されました。日本語で「沈黙は金」。
Speech is silver、silence is golden.(雄弁は銀、沈黙は金)という英語のことわざがヨーロッパにあるようです。イギリスの思想家・歴史家のトーマス・カーライルという人物が広めたそうです。そこからとった名でしょうね。
トワイス インナ ブルームーン。
青紫色の花。
パパメイアン。
黒っぽい赤色。フランスの育苗家・アランメイアン氏がおじいさんにささげたバラだそうです。
「氷山」という意味。純白の花が素晴らしい。
タンジェリーナ。
開花直後はオレンジですが、徐々にピンクに変わります。
オールドポート。
ポンポネッラ。
丸みのあるバラです。
ルンバ。
ジャストジョーイ。
オレンジ色の花弁が波打っています。
カクテル。
ニュー・ドーン。
新しい夜明け。ピンクのつるバラです。
ブルー・フォー・ユー。
咲き始めと散り際に、花の色が変わります。咲き始めは黄色の先が赤色で覆われますが、やがて全体が赤色になります。華やかなバラです。
カルーセル。
ゴールデン スマイルズ。
黄金のほほえみ、という名前です。
フロリック。
アメリカで1953年に作出された四季咲きの見事なピンクのバラです。
ネージュ パルファン。
フランスで作出された「白バラ」の名花。「香りの雪」という意味。
neige(ネージュ)は「雪」、parfum(パルファン)は「香り」。
プリンセス ミチコ。
上皇后・美智子さまが皇太子妃時代の昭和41年(1966年)に、イギリスの育種家から贈られたオレンジ色のバラ。多くのバラ園で植栽されています。
クイーン・エリザベス。
イギリスのエリザベス女王の戴冠(1953年)を記念して、アメリカで命名された四季咲きのバラ。
この生田緑地ばら苑は、もともと向ケ丘遊園という小田急線沿いの遊園地のなかにあったバラ園でした。
向ケ丘遊園が2002年に閉園した時、バラ園の存続を求める川崎市民の声を川崎市が受け止め、川崎市が管理を受け継いで今日に至っています。
秋バラは625種、2916株(=2018年時点、公益財団法人日本ばら会認定)が育っています。
ふだんは一般市民がボランティアでバラの手入れをしており、毎年春と秋に期間限定で無料開放されます。
この秋の開園期間は、11月12日(日)までです。