写真は、コロナの治療薬「ラゲブリオ」。
新型コロナウイルスの感染者が2024年のアタマから急増しているようですね。「流行の第10波が来た」と、自称「専門家」たちが言っています。
私も「コロナ」に感染しました。だいぶ前のことですが。
「コロナの治療薬」を飲んだせいか、軽くて済みました。
以下、個人的な備忘録ですが、なにか参考になればと思って公開します。
もくじ
- 総括
- 感染経路は不明
- 初期症状は?
- 治療薬を飲むことになった
- ラゲブリオ
- 症状の経過
- ■1日目(発症した翌日) 38度を超えた!
- ■2日目 平熱に戻った
- ■3日目 ノドが焼け、苦しい
- ■4日目 頭痛が始まった
- ■5日目
- ■6日目
- ■7日目
- ■8日目 頭痛も消えて、ほぼ治った
- ■16日目ごろ
- 「ラゲブリオ」の副作用のこと
総括
「咳(せき)」が朝起きてから1分か2分おきに出て、いつまでたっても止まらない。やがて微熱が出た。
時々ひく風邪では、これほどまでに「咳」は出ないので、夕方、かかりつけ医に行き、簡単な検査で「コロナ」感染が分かった。
早期発見・早期治療!!
感染経路は不明
どこで拾ったのか、これは分からない。
2023年5月からは、コロナ患者もマスクなしで自由に街を歩けるようになった。
慎重居士の私は外出時にはマスクを着用。京急やJR京浜東北線の電車では手すりも吊皮に触れず、立ったまま。手洗いや手指消毒も怠らない。ワクチンは3回接種済み。
それでも感染した!
発症3日前に、狭い会議室で10人ほどで2時間議論した。窓は開けたが、コロナウイルスを含んだエアロゾルを吸ったかもしれない。
いやいや、電車の中かもしれない。
初期症状は?
異変は「咳」から始まった。
朝、目覚めると、咳が出る。それも1分か2分おきだ。珍しいことで「変だな」と思う。
昼前、ボランティア先で長電話をしている最中に、背中がゾクゾクと寒気がした。
客人が雑談をしに来たが、体が微妙にだるく、いつものように席を立って応接セットに向かう気にはなれない。「インフルエンザがうつるゾ~」と言って追い出した。
午後4時すぎ。自宅で測った体温は、37.4度。微熱だ。
これはマズイ!
翌日は、いつも降圧剤をもらいに行っているかかりつけ医が休診。やむなく午後6時すぎに受診した。
治療薬を飲むことになった
待合室で事務員から渡された体温計で測ると、なんと38.2度。
「インフルとコロナの両方の検査をしましょう」と先生にいわれて、綿棒を鼻の奥に突っ込んで液を採取した。(医院の外に追い出されて)
20分後に再び診察室。先生、いわく「立派なコロナですよ。中等症ですね。血圧の薬を飲んでいるし、61歳以上の高齢だから重症化のリスクがある。コロナ治療薬は数千円もするから拒否する人もいるけれど、後悔しないように飲みましょう。処方箋を出しておきます。家に帰って、急変したら救急車を呼んでくださいね。」
「救急車」だって。怖い単語が耳に残った。
ラゲブリオ
治療薬の名前は「ラゲブリオカプセル200㎎」。5日分。
アメリカの大手製薬企業「メルク」が開発した新型コロナの治療薬。
去年の10月以降、医者が出してくれる処方箋があれば、どの調剤薬局でも手に入れることができる。
この薬、調べてみると・・・症状が出てから「5日以内」に飲み始めると効果があるそうです。というのは、治療薬の成分が新型コロナウイルスに感染したノドなどの「細胞」の中に取り込まれると、ウイルスの遺伝情報がコピーされて増殖する時に、エラーの頻度が増える。エラーを相次いで起こさせることによって、ウイルスが増えるのを阻止できる、というメカニズムのようです。
コロナ治療薬「ラゲブリオ」のほかにもらった薬は、
▽カロナール錠300(対症療法の解熱鎮痛薬)
▽カフコデN配合錠(咳をしずめる薬)
▽ムコソルバン錠(痰の切れをよくする薬)
です。各5日分でした。
症状の経過
■1日目(発症した翌日) 38度を超えた!
午前6時 38.1度
午後2時30分 37.9度
薬が効いてきたのか、午後から熱が下がり始めた。
ただ、咳が出る。鼻が詰まり、鼻水も出る。
ノドは、やや痛いだけ。
頭痛はない。
食欲はふだん通りある。
午後5時30分 37.0度
午後11時 37度3分
■2日目 平熱に戻った
午前5時 36.6度
平熱になった。早い! 薬のせいか?
ただ、未明から、のどが痛い。ツバを飲み込むのがつらい。「焼けるような痛み」という表現が妥当か。
咳も出る。
痰が出始めた。
午前8時 36.6度
午後3時 36.3度
午後9時 36.6度
■3日目 ノドが焼け、苦しい
午前1時 36.6度
ノドが痛い。ツバを飲み込むと激しく痛み、眠れない。
仰向けになって眠ろうとすると、ノドが炎症ではれているせいか、呼吸が苦しくなって口を開けて息をするありさま。
横向きになって眠ろうとするが、呼吸はできてもノドが痛くて眠れないまま朝を迎えた。
午前5時 36.2度
熱は平熱。
午後3時 36.5度
午後9時 36.5度
■4日目 頭痛が始まった
午前4時30分 36.1度
未明、ノドの痛み続く。
上向きに寝るが呼吸が苦しく、すぐ横向きに。
「咳」は日中、少なくなった。
夕方から、頭がやや重いかな、と意識しだす。
■5日目
ノドの痛みが緩和されてきた。ツバを飲み込むと、ちょっと痛みがあるかな、という感じ。
昼食後、処方された治療薬はすべて飲み切った!
■6日目
頭がやや重いのが気になる。
咳は減ったが、時々出る。
鼻つまりも、まだ少し残る。
■7日目
咳はまだ出る。
痰は薄い。
■8日目 頭痛も消えて、ほぼ治った
頭痛が消えた!
咳と痰は時々出る。「ほぼ治った」という印象。
■16日目ごろ
咳もなくなり、痰も出なくなった。
「ラゲブリオ」の副作用のこと
新型コロナウイルスの治療薬「ラゲブリオ」は、「特例承認医薬品」です。
特例承認というのは、感染拡大を防ぐために海外で流通している薬を、本来の手続きを簡略化して日本国内での「販売」を国が認める行為です。
だから「安全性」についてはデータ不足です。
「ラゲブリオ」のボトルには、「劇」とか「注意」なんていう文字がありました。
副作用が気になるのでネットでメーカーが公開している「添付文書」をチェックしました。
それによると、まず大前提として、胎児に影響が出る可能性があることが動物実験でわかっているので、妊婦には医者はこの薬を出しません。
アナフィラキシーという様々なアレルギー症状が「頻度不明」ですがですようです。
そのほか、下痢、吐き気、頭痛など生じることがあるようです。
私が服用を始めて「4日目」で軽い頭痛を意識したのは、この副作用ではないか、なんて勝手に思い込んでいます。
しかし、その後、これといった問題はなく、いまのところ事態は平穏に推移しております。