北穂高岳で味わう至福のひと時

標高3000㍍の北アルプスに登っていたころの写真記録、国内外の旅行、反戦平和への思いなどを備忘録として載せています。

ブログの「継続率」を独自に調べて分かったこと

 『はてなブログPro』でブログを始めて4年半になりました。気になるブログには読者登録をしています。

 ところがこのところ、「更新」が途絶えたブログが相次ぎました。

 ブログを途中でやめちゃう人が多いんだろうか・・・「継続率」はどのくらいなんだろう。

 そんなふうに思って、私のブログを購読してくださっている「読者」のみなさまのようすをのぞかせていただきました。

 

目次

 

 

 

総務省「推計」では毎月の更新は2割弱

 ブログについて、総務省が調査したことがあります。

 『ブログの実態に関する調査研究~ブログコンテンツ量の推計とブログの開設要因等の分析~』(平成21年3月 総務省情報通信政策研究所)です。

 ネット上で公開されているデータです。

 

 これを見ますと、公開されている国内ブログ数は、「推計」で約1690万ブログ。

 ただ、1ヵ月に1回以上、記事が「更新」されているアクティブブログは、これも「推計」で約308万ブログ。全体の18.2%です。

 

 つまり、5人のうち1人が毎月1回以上、記事を更新するが、残りの4人は更新していないだろう、という推測です。

 

 

 

「ブログが続く確率」を独自に調べてみた

 さて、以下は私の独自の調べです。といっても、大したことはありませんが。

 私のブログを購読してくださっている方々のブログを、のぞかせていただきました。

 

 

3年以上経過後も「3分の1」は❝生きている❞

■3年前の読者登録数と、その時点で「更新」していたブログ数

 ブログを私が始めたのは2019年4月下旬からです。

 「お名前.com」のサーバーを借りて「はてなブログPro」でブログを書き始めました。

 もう4年半も前になりますが、始めたころは記事も少なく「4年前」に「読者」になってくださった2人は、もうブログを「更新」していません。

 

 「3年前」に購読を初めてくれた「読者」は「44人」。それから3年経ったいまも「更新」しているのは「15人」。継続率は34%ですね

 「3年」経っても、3分の1は生きているんです

 

 

2年以内に「半数」が脱落か

■2年前の読者登録数と、その時点で「更新」していた数

「2年前」に新規に購読を始めてくれた「読者」は「62人」。

 このうち今日に至っても自分のブログを「更新」している方は「33人」。

 2年後の継続率53%というのは、意外に高いとみることもできますが、いかがでしょう。

 

■1年前の読者登録数と、その時点で「更新」を続けていた数

 「1年前」に新たに購読を始めた「読者」は「36人」でした。

 そして1年経ったいまも「更新」しているのは「21人」。継続率58%

 

 こうしてみると、ほぼ半数が「2年以内」にブログから手を引いている、といえそうです。

 ブログを始めて「2年後」に立ちはだかる。それを乗り越えることができれば、また違った地平が見えてくるかもしれません。

 

 

■現時点での読者登録数と、更新を続けているブログ数

 ブログを始めてから4年半経つ今日までに、私のブログに「読者登録」してくださった方は現時点で「191人です。

 このうち、いまも記事の更新間隔はともかくとして「更新」を続けているブログは「97です。

 

 

「更新」が続くのは旅行、登山、ゴルフ、食べ物など趣味ブログ

 継続率が高いブログは、どんな特徴があるんでしょう。印象でサラッと書きますと・・・。

 趣味の旅行登山に特化したブログは、更新まで1ヵ月前後の空白期間がありますが、元気ですね。自信をもって書いています。

 勉強したことを、数ヵ月おきに記録しているブログもあります。

 月に2、3本のゴルフ記事を載せ、3年以上更新を続けるブログもあります。

 食べ歩きや美容をテーマにのびのびと4年以上つづるブログも。

 毎日のように更新している写真ブログもありますが、長続きの秘訣は、日々の更新にこだわらないことかもしれませんね

 

 ブログで稼ごうと思って始めた場合は、成果が芳しくないため早めの退場となるのでしょうね。

 

 

 

誤解された総務省の「ブログ更新継続率データ」

 「ブログの継続率」に言及しているブロガーさんのほとんどは、総務省の『ブログの実態に関する調査研究』(平成21年3月)というデータ(上の図)を引用して、こう書いています。

 【ブログの継続率は、1年後30%、2年後10%、3年後3%】と。

 

 しかし、これは間違いです。データの読み方を間違えているのです。

 

 総務省が使ったこの数字は「推計」です。「仮定」の数字なんです。

 なんでこんな数字を出したのか――。総務省の説明によりますと、日本国内に、これまで開設されたブログを網羅したリストは存在しない。ブログは開設されても途中で「削除」されるものもあれば、「更新」を止めたままのブログもある。そこで≪更新され続けているブログの数≫(アクティブブログ数)を推計するために、❝例えば❞というふうに仮定で使った数字が「1年後30%、2年後10%、3年後3%」なんです。仮に1年後に30%のブログが更新されているとして」という1つの例であって、きちんとした調査に基づいた数字ではありません。

 

 

アクセス数が気になるが・・・

 ブログをやっていると、アクセス数が気になりますね。

 私の場合は、アクセス数を増やして自分の記事を多くの人に読んでもらいたいために増やしたいですね。

 インターネット広告で収益を得ようとする人はなおさらでしょう。

 

 アクセス数を増やすには、ブログで書いた記事がGoogleなど検索エンジンで検索対象にならないと、コトは進みません。

 Googleの検索担当者は「非常にユニークで、人々が実際に興味を持つものを公開していないかぎり、インデックスに登録する(=検索対象にする)のはかなり難しい」と語っているそうです。(「はてなブログ開発ブログ」辻正浩)

 

 要するに、「質」です。更新回数を増やすことを最優先するのではなく、ブログの品質を高める方が大事なようです。

 読者が「読んで、得した」と思うような情報を盛り込むことができればいいですね。

 

 

 

www.shifukunohitotoki.net

 

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